■ドンキホーテファミリーの幹部・ヴァイオレット
ドンキホーテファミリーの幹部でドレスローザの王女であるヴァイオレット(ヴィオラ)も、サンジの恋愛相手として注目されていたキャラだ。
二人の出会いは、ドレスローザでサンジが突然声をかけられた事から始まる。悪い男に追われている美女ヴァイオレットが、涙ながらに助けを求めてきたのだ。彼女は「殺してほしい男がいる」と話し、優しいサンジは当然助けるのだが、これは罠。彼女は王下七武海のひとりドンキホーテ・ドフラミンゴの部下で、サンジが女に弱いことを利用して近付いただけだった。
その後まんまと捕らえられ、女性であるヴァイオレットに反撃もできずボコボコにされるサンジ。しかし、そんな状況でも彼は「おれは女の涙を疑わねェっ!!!!」と言い放つ。実はヴァイオレットはドレスローザ王国の王女ヴィオラで、ドフラミンゴに従わざるを得ない状況だったのだ。
サンジはヴァイオレットが心の底では助けを求めていたと見抜き、彼女はサンジの協力者となる。ドンキホーテファミリーのアジトを知り尽くしているヴァイオレットの協力は、ルフィたちにとっては大きなアドバンテージとなっていった。
別れ際に心配するサンジに「……ホントに ダメな男ね…」と頬を染めて可憐に微笑む姿は、サンジの事が好きなのでは?と思ってしまうほどのものだった。ドレスローザ王国は最終章にも関わってくると考えられているため、ぜひともサンジとの再会も描いてほしい。
サンジは女性に優しいところが魅力のキャラだ。時には女性に弱いことが仇となってしまうこともあるが、そこもまた人間味がある。
『ONE PIECE』は恋愛展開はそれほど多くない作品だが、サンジに関しては惚れっぽい性格もあり、さまざまなキャラクターとの関係の進展が気になるところだ。