『ONE PIECE』ナミにプリンも…恋多き男・サンジと結ばれそうな「恋愛候補」最有力候補は誰?の画像
ONE PIECE Log Collection “WEDDING" [DVD] (エイベックス・ピクチャーズ) ©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

ONE PIECE』のサンジと言えば、女好きで知られる麦わらの一味のコックだ。彼はいまや懸賞金10億3200万ベリーの大海賊で、「黒足のサンジ」は四皇の幹部として知られる存在となった。しかし彼には弱点がある。とにかく女性に弱く、惚れっぽいのだ。

 女性ファンも多いサンジは、どのキャラと恋愛展開が描かれるのかも見どころとなっている。ナミはもちろん、プリンやヴァイオレットなど、「恋愛候補」となるキャラは意外にも多いのだ。そこで今回はサンジと結ばれそうな「恋愛候補」を紹介していこう。

■麦わらの一味の航海士・ナミ

 サンジが惚れている人物と言えば、同じく麦わらの一味に所属する航海士ナミだ。サンジは基本的にはどの女性に対しても分け隔てなく愛情を見せる。しかし、ナミにだけは特別な感情を見せる場面も多い。

「ナミさ〜ん」というセリフは、サンジを象徴するセリフと言ってもいいだろう。一方のナミは、サンジが自分に惚れているのをいいことに、良いように扱っている節もある。

 それでも、42巻403話では、カリファに手が出せず殺されかけても「たとえ死んでもおれは女は蹴らん…!!!!」と言い放つサンジに、ナミは「あんたの“騎士道”…少し見直したわ」と珍しく評価していた。

 また107巻1078話では、ロビンがサンジについて「ナミの悲鳴なら瞬時にかけつける人がいる」と言っていた。実際に、サンジは幾度となくナミのピンチに駆けつけ、彼女を傷つけた者には容赦ない攻撃をくわえる。しかし、サンジとナミは仲間として強い信頼関係を見せてはいても、恋愛要素が直接的に描かれることはほとんどない。

 ナミはサンジの「騎士道」は認めても、彼の好意に応えることはなさそうである。そんな関係が続いている間に、サンジの恋愛相手の候補となるキャラが複数出てきている。続いてはそんなキャラたちを紹介していこう。

■ビッグ・マムの娘・プリン

 サンジの相手の最有力候補と言っても過言ではないのが、ビッグ・マムの娘であるシャーロット・プリンだ。彼女はサンジの婚約者であり、記憶を切り貼りできる「メモメモの実」の能力者でもある。当時、ビッグ・マムは政略結婚を繰り返して勢力を拡大し、四皇の一角となっていた。

 サンジはビッグ・マムに目をつけられて、娘・プリンの政略結婚の相手に選ばれてしまう。彼は一味のことを考えて、単身でホールケーキアイランドに向かい、結婚することを決めた。一方のプリンは、三つ目族の血統を持つ美女だ。当初はブルックが感涙するほどの「いい娘」として描かれ、サンジを想う心優しい性格を持っている……かに思われた。

 しかし、実はプリンは腹黒で、サンジのことなど何とも思っていなかったのである。それが、結婚式の会場で彼女が「第3の目」を見せると状況が一変してしまう。今までずっと不気味と言われてきたその目を見て、サンジは「なんて……美しい瞳だ…」と心からの感想を漏らしたのだ。プリンは、その言葉を聞き涙が止まらなくなってしまった。幼い頃から「怪物」と気味悪がられ、いじめられてきたプリンの心に、サンジのまっすぐな言葉が突き刺さった瞬間だった。

 彼女はそれをきっかけにサンジを意識し始め、彼の前では腹黒と乙女が混ざった態度を取ってしまうようになるのだった。サンジへの気持ちが抑えられない可愛い姿は、恋する乙女そのものである。そんな彼女はサンジを麦わらの一味のもとに帰すため、さまざまな手助けをしてくれた。       

 90巻902話「END ROLL」では、二人の別れの場面が描かれている。「婚約者役はプリンちゃんでよかった」と笑うサンジに対し、プリンは「最後に一つだけ…お願いがあるの…!!」とサンジの煙草を取り、彼にぐっと近づいた。ここで決定的な瞬間は描かれていないものの、キスをしたことが示唆されているのだ。その後プリンはメモメモの実の能力でサンジの記憶を切り取り、泣き笑いの表情で感謝と別れの言葉を告げた。

 別れた後に号泣するプリンの表情も切なく印象的だ。サンジは最後まで彼女が自分に想いを寄せていると気付いていなかった。意外にも自分に好意を寄せる女性の女心には疎いサンジに、こちらもヤキモキしてしまう……。

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