『ジョジョ』に『SLAM DUNK』、『呪術廻戦』も…二刀流・大谷翔平が登場曲に選んだ「アニメ楽曲」の画像
大谷翔平選手 ※画像はロサンゼルス・ドジャースの公式インスタグラム『@dodgers』より

 7月23日に行われたロサンゼルス・ドジャースVSサンフランシスコ・ジャイアンツ戦、この日は選手の登場曲をパートナーが選ぶ企画「ウィメンズ・ナイト」が実施された。

 話題となったのが、ドジャースでめざましい活躍を続ける大谷翔平選手の妻・真美子さんの選んだ曲が、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』第5部で使用されている菅野祐悟さんの『il vento d’oro』だったことだ。ちなみにこの曲、作中では戦闘中に“勝ちが決まったとき”に流れることでも知られている。

 実は大谷選手は過去にも打席に入る際など、数々のアニメにまつわる曲を選んでたびたび話題となっていた。そこで、大谷選手が選び、ファンを大いに盛り上がらせた数々のアニメソングたちを見ていこう。

■大谷翔平も毎週夢中になった、ジャンプを代表する人気作…『呪術廻戦』「LOST IN PARADISE feat. AKLO」

 投手として、そして打者として凄まじいポテンシャルを発揮する、“二刀流”でお馴染みの大谷選手だが、実は漫画やアニメ、ゲーム好きとしても知られている。

 そんな大谷選手が2021年、ロサンゼルス・エンゼルス在籍時代に登場曲として使用したのが、アニメ『呪術廻戦』にて使用されていた「LOST IN PARADISE feat. AKLO」だ。多国籍バンド・ALIの楽曲で、アニメ『呪術廻戦』の第2話よりエンディングテーマとして起用された。

 『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の『呪術廻戦』は、個性豊かな“呪術師”たちが熱いバトルを繰り広げる芥見下々さんの大人気漫画だ。大谷選手も「呪術廻戦は毎週、楽しみにしていたので、見ていました」と語っており、自身の登場曲として選んだきっかけとなったようだ。

 また、それ以外にも大谷選手はInstagramのストーリーズにて『呪術廻戦』をフィーチャーした自身の“トレーディングカード”を公開するなどしており、随所で本作のファンである片鱗を見せている。

 心を動かされたものをすぐさま取り入れ、モチベーションにしてしまうあたり、大谷選手のどこか無邪気な一面を垣間見ることができるエピソードだ。

■野球選手も奮い立たせる“バスケ”漫画の金字塔…『SLAM DUNK』「LOVE ROCKETS」

 『週刊少年ジャンプ』(集英社)ではこれまで数多くの“スポーツ漫画”が連載されてきたが、なかでも時代を超えて多くのファンに愛され続けているバスケ漫画といえば、井上雄彦さんの『SLAM DUNK』だろう。

 2023年時点で累計発行部数が1億7000万部を突破した伝説的な作品で、2022年には連載終了から約26年ぶりに作者自身が監督、脚本を務めた映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され、大きな盛り上がりをみせた。

 この映画の主題歌として起用されたのが、ロックバンド・The Birthdayの『LOVE ROCKETS』。2023年、大谷選手はこの楽曲を自身の登場曲として使用している。

 実は大谷選手は『SLAM DUNK』を全巻揃えており、何十回と読み返しているのだとか。「本当にいいマンガで、感じるものがあるなって」と過去のインタビューで語るなど、井上さんの作品に深い思い入れを持っているようだ。

 ちなみに、2023年の段階で映画『THE FIRST SLAM DUNK』はネットで配信されていなかったため、アメリカでは観賞する方法がなかった。そのため、ファンの間で「大谷選手がいつ、日本で映画を見に行ったのか」という点でも話題をさらっていた。

 登場曲としての起用はもちろん、大谷選手のプライベートについても盛り上がりをみせた一曲といえるだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3