『ワンピース』プルトン、ポセイドン、そしてウラヌス…ついに分かってきた「古代兵器」の正体 最後の謎「ウラヌス」が秘めた力とは…?の画像
DVD「ONE PIECE Log Collection "SHIRAHOSHI"」(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 尾田栄一郎氏の人気漫画『ワンピース(ONEPIECE)』(集英社)で、たびたび語られる3つの「古代兵器」の存在。ギリシャ神話に登場する神の名を冠する「プルトン」「ポセイドン」「ウラヌス」は、それぞれが島ひとつを消し飛ばし、世界を海に沈めるほどの威力があるとも語られ、作中世界の科学力を大きく超越する超兵器だと言われている。

 世界政府の上層部ですら、その存在を脅威に感じているようで、古代兵器に関する一切の調査や研究を禁じていた。そんな古代兵器について、現段階で判明している情報を整理しつつ、これから先の物語にどのように関わってくるのかを考えていこう。

■判明した古代兵器の情報をおさらい!

 古代兵器は、冥王ハデスの別名である「プルトン」、海王神の名がついた「ポセイドン」、天空神の名の「ウラヌス」という3つが存在する。これらは今もなお現存する兵器であり、その影響力や危険性から「歴史の本文(ポーネグリフ)」にのみ在り処が記され、厳重に隠されている。ここからは、現段階で分かっている古代兵器の特徴を紐解いていく。

「プルトン」とは、島ひとつを軽々と消し飛ばすほどの力を秘めた「戦艦」のこと。ウォーターセブンの船大工だったトムは、プルトンのことを「造船史上最悪の…“バケモノ”だ」と評した。それほど規格外の船らしいが、実はプルトンの設計図はウォーターセブンの一部の船大工の間で受け継がれてきた。ただし、政府関係者に設計図を狙われたため、受け継いだフランキーは設計図を焼き払っている。

 次に「ポセイドン」は、世界中の海に君臨する海王類たちの王となり、使役する能力を持つ「人魚」のふたつ名である。その人魚は、魚人島の王族に数百年に一度生まれてくるとされ、現在ポセイドンの力を宿しているのは、リュウグウ王国の王女「しらほし」だ。

 ポセイドンが使役できる海王類とは、最小でも全長10メートル程度、最大で島ほどの大きさを誇る「超巨大海洋生物」の総称。作中の海にはそんな巨大生物が大量に棲息しており、それらの怪物を自由に使役できる能力は、まさに海の神に等しい力と言える。

 そして最後は、まだ名前が登場しただけで、もっとも謎に包まれている古代兵器の「ウラヌス」だ。「天空神」の名がついていることから、衛星兵器や空中戦艦などと考えている人も多いようだが、まだ具体的なことは明かされていない。

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