■ザ・シャネルマンにプリプリマンまで!? 登場キャラは50人以上!

 登場キャラの多さも本映像の魅力のひとつ。テリーマンやロビンマスクといったメインキャラはもちろん「え、そんな超人いたっけ?」と読者が忘れてそうなレア超人まで、総勢50名以上のキャラが描かれている。

 筆者が個人的に「そのキャラまで拾うの!?」と驚かされたのが、ザ・シャネルマンとプリプリマンだ。

 ザ・シャネルマンは超人同盟と超人評議会の超人たちを倒しまくった恐るべき残虐超人……に扮したキン肉マンだ。エンディング映像ではキン肉マンと入れ替わるようにザ・シャネルマンが現れる演出があり、サングラスで決めた姿がなんともニクい。

 プリプリマンはお尻がモチーフの超人で、「7人の悪魔超人編」でバッファローマンに並ぶ7人の1人として登場したものの、いつの間にかいなくなってしまった幻のキャラでもある。

 今回のエンディングでは、7人の悪魔超人が現れるカットから次のカットへ移るほんの一瞬だけ、悪魔超人のなかにプリプリマンが乱入している。原作でも1話だけのキャラだったことを考えると、レベルの高い原作再現といえるかもしれない。

 ほかにもここでは紹介しきれない超人が登場しているので、気になる方は自分の推し超人がいるか、じっくりと探してみるのも面白いだろう。 

 

『キン肉マン 完璧超人始祖編』エンディング映像に隠された原作ネタやリスペクト描写を解説してきたが、正直言うと紹介しきれていないネタはまだまだある。

 筆者自身も「私は全部理解できているのだろうか……?」と不安になるほどで、一時停止とスロー再生を駆使し、映像をチェックしながらこの記事を書いている。

 わずか1分30秒の映像に、これでもかと原作ネタを注ぎ込む制作スタッフの姿勢は、本作のテーマでもある「愛」としか言いようがない。だからこそ今回のアニメは面白く、待ち望んでいたファンたちを夢中にさせるのだ。

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