2024年7月22日で連載開始から27周年を迎えた尾田栄一郎氏による人気漫画『ONEPIECE(ワンピース)』。その長い連載のなかで、主人公のルフィの存在は大きくなり、「ワノ国編」では当時四皇のカイドウとビッグ・マムを倒し、新たな四皇の一角として世界中から注目されるようになった。
そしてそんな彼らには、ドレスローザ編で共闘した海賊や格闘家たちが、勝手に付き従うかたちで結成された「麦わら大船団」という心強い仲間たちもいる。
本編では、この麦わら大船団について「この先 各個に成長を遂げ…いずれ歴史に名を残す『一大事件』を引き起こすのだが…」という意味深なモノローグが書かれていた。
そこで今回は、彼らがどのような「一大事件」を起こし、どう本編に関わってくるのかを考えていこう。
■“扉絵”シリーズに描かれた「麦わら大船団」のその後
ドレスローザ編の最後、麦わら大船団の面々は再会を誓い、いったん別行動をとることになる。そんな彼らの「その後の動向」は、扉絵シリーズ「押し掛け麦わら大船団物語」に描かれた。
この中で、特に注目したいのが麦わら大船団の2番船、バルトロメオ率いる「バルトクラブ」と、小人族のレオが率いる5番船「トンタッタ海賊団」の動向だ。
扉絵の中でバルトロメオは、とある町に立ち寄った際、掲げられていた赤髪のシャンクスの「赤髪海賊団」の海賊旗を見つける。
この町は四皇シャンクスの縄張りだったが、ルフィ至上主義のバルトロメオは「そんなの関係ない」とばかりに暴走。赤髪海賊団の旗を焼き払い、かわりに麦わらの一味の海賊旗を勝手に掲げるという暴挙に出た。
一方、トンタッタ海賊団を結成したレオは、そのままドレスローザに残り、復興の手助けをする。そのお礼にドレスローザから新たな海賊船をプレゼントされる場面も描かれた。
さらにレオたちトンタッタ海賊団は、ドレスローザ国王リク・ドルド三世から、世界中の王が集まる「世界会議(レヴェリー)」に行く際の護衛役に抜擢されたことも明かされている。