■「固定ダメージ」と「即死効果」の2面作戦

 ほとんどの『ドラクエ』シリーズで活用できる、オーソドックスな「メタル狩り」の手段といえば「どくばり」を装備することだろう。

 どくばりは、絶対に「1ダメージ」しか与えられないかわりに、急所に当たると魔物を即死させられるピーキーな武器だ。普通の冒険なら、もっと攻撃力の高い武器を持たせたいところだが、「メタル狩り」においては、どくばりは頼もしい武器と化す。

 ファミコン版『ドラクエ3』なら、マヌーサなどを食らっていないかぎりは、はぐれメタル相手でも確実に1ダメージを与えることができた。それに加えて、運が良ければ急所を突いて即死させられるので、意外とバカにできないのだ。

 しかも比較的、序盤に入手できる武器なので、オーソドックスな対メタル用武器として活躍の幅は広い。また、どくばりは、ほとんどのシリーズ作品に登場するので、最高効率の「メタル狩り」の手段が分からないときは、とりあえずどくばりを使っておけば何とかなる場合が多かった。

 ほかにも武器を使った「メタル狩り」として、ミスが多いかわりに会心の一撃がでやすい「まじんのかなづち」や「まじんのオノ」を使って、一か八かの攻撃に賭けるという方法も有名だ。

 今回は、ファミコン時代の『ドラクエ』シリーズでお世話になった「メタル狩り」の手段を紹介した。これ以外にも、ファミコン版『ドラクエ3』では、はぐれメタルと同時に出現した敵にメダパニをかけて同士討ちによって倒す方法や、ファミコン版『ドラクエ4』の「ミラーシールド」による反射ダメージを利用する方法も効果的だった。

 今年11月14日に発売されるHD-2D版『ドラクエ3』では、どのようなメタル狩りの手段が使えるのか、いまから楽しみだ。

  1. 1
  2. 2