「えっ、こんな人も?」人気俳優から芸人まで…ひそかにゲームで声優を担当した「意外な有名人」の画像
宮迫博之 (C)ふたまん+

 2024年6月、「社内声優」のワードがSNSにてトレンド入りを果たし、任天堂『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのディレクターである桜井政博さんが、『星のカービィ』の「デデデ大王」の声などを担当していたことなどが話題を呼んだ。

 このように本職の声優ではなく、意外な有名人たちがゲームキャラの声を担当したケースは意外に少なくない。今回は、印象に残っているゲームタイトルを振り返っていこう。

■劇団出身の有名俳優が声を務めた『餓狼伝説2』

 1992年にアーケードゲームとして稼働を開始したSNK『餓狼伝説2 -新たなる闘い-』は、『ストリートファイターII』(カプコン)が火つけ役となった、対戦格闘ゲームブームのなかで人気を博した作品だ。

 そのメインキャラであるテリー・ボガードとキム・カッファンの声を担当したのは、ドラマ『ブラックペアン』や『VIVANT』(ともにTBS系)などに出演し、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』のナレーションを務めている俳優の橋本さとしさんである。

 ほかにも同作には、ドラマ『トリック』(テレビ朝日系)や『ごくせん』(日本テレビ系)などでおなじみの生瀬勝久さん(ジョー・ヒガシ役など)、春ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)に出演していた橋本じゅんさん(アンディ・ボガード、チン・シンザン役)ら、「劇団☆新感線」や「劇団そとばこまち」出身の俳優たちが声をあてていた。今思い返すと、かなり豪華なキャスティングと言えるだろう。

■実はお笑い芸人が『スパロボ』で声を担当

 さまざまなロボットアニメからキャラやメカが参戦する人気シミュレーションゲーム『スーパーロボット大戦T』(​​バンダイナムコエンターテインメント)では、元「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんが声優を務めている。

 実は同作には、アニメ『劇場版マジンガーZ/INFINITY』のキャラが参戦しており、同映画で「あしゅら男爵」役を演じた宮迫さんの声も『スパロボ』に登場したというワケだ。

『劇場版マジンガーZ/INFINITY』が『スパロボT』初参戦ということもあってか、あしゅら男爵の出番は多く、意外と目立つ役回りとなっている。

『スパロボ』シリーズにお笑い芸人が出演するのは珍しく、劇場版の存在を知らなかった人にとってはかなり意外なキャスティングに感じたことだろう。

 そして、あしゅら男爵の女性側の声は、声優の朴ロ美(※ロは王へんに路)さんが演じており、劇場版と同様に息の合った演技がみられる。ちなみに、その後発売された『スーパーロボット大戦30』のあしゅら男爵役は、宮迫さんではなく、声優の竹内良太さんに代わっている。宮迫版あしゅら男爵と戦いたい人は『スパロボT』をプレイしよう。

 意外な有名人が声を担当していたゲームは、これ以外にもまだまだ存在する。あなたがかつてハマったゲームキャラの声を「実は有名人が担当していた」なんてこともあるかも?