存在するところだ。ヒョンソクは昼間はイケメンの体で行動し、夜は元の体でバイト生活を送る。そのため、外見が変わっただけで周囲の反応や対応が大きく変わるという厳しい現実がよく分かるようになっている。
本作は『整形水』とは違ってホラーではなく、痛快な逆転劇として描かれていることにも注目してほしい。原作者のT.Junさんはインタビューにて、この設定を通して主人公の身体と心の成長を描いていると作品の本質を明かしている。実際に作中では、ヒョンソクが徐々にメンタルまでイケメンになっていく姿が、さまざまなトラブルを乗り越えていく過程で描かれていた。
同じ作者のもう1つの代表作『喧嘩独学』も大ヒットしており、こちらはアクションシーンが見どころの作品だ。こちらの作品もアニメ化していて、実は『外見至上主義』とは世界観が共通していることも明かされていた。どちらも日本でも高い人気を獲得しているので、T.Junさん原作の作品は韓国産アニメを知りたいならぜひチェックしておきたい。まずは作者のデビュー作である『外見至上主義』から観て、その世界観を楽しんでみてはいかがだろうか。