■実直で精神的にもタフ…海南大附属高校3年・宮益義範
強豪校のバスケ部に所属しているからといって、モテるわけではない。宮益のようにパッとしないベンチメンバーなら尚更だ。
しかし、ほとんどの新入生が辞めていくような厳しい練習に、バスケ初心者で食らいついていった宮益。しかも王者・海南大附属、きっと周りは綺羅星のごとく、才能と経験に恵まれた選手ばかりだったろう。そんななかで、体格にも身体能力にもさして恵まれない彼がベンチを勝ち取るなぞ、並大抵の努力と精神力では務まらない。
さらに試合中チームへの貢献を一番に考えて動いているあたり、誠実さや協調性の高さもうかがえる。決して“努力と根性”だけの人ではないのだ。周りのスタープレイヤーたちが彼に一目置くのもうなずける。
きっとこの手のタイプは、大人になっても誠実で自分の仕事をきっちりこなし、メンタルも安定しているのではないかと思う。20代後半あたりから一気にモテそうなイメージだ。
堀田、水戸、宮益。異なる魅力を持つ3人だが、仲間内での信頼が厚いことは全員に共通している。女性が大人になってやっと気づく彼らの魅力に、周りの男性陣はいち早く気づいているのだろう。そう考えると結局のところ同性異性問わず、人間として魅力のある人こそ真にモテる人なのかもしれない。