『鬼滅の刃』アニメ最終決戦までに振り返りたい! 鬼殺隊隊士や鬼だけでなく一般人まで… これまでに描かれた「衝撃的な死」の画像
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』(集英社)は、5月から「柱稽古編」がスタートし、再び話題になっている。本作が非常に多くの人々に愛される作品になったのは、単なる勧善懲悪の物語ではないからだろう。

 本作ではたくさんの人の想いやその積み重ねが丁寧に描かれているからこそ、それぞれが亡くなった時の儚さなどを感じられる。さらに、多くの人間や鬼の死を乗り越えて炭治郎が強くなっているのは間違いない。それだけ心情を大事にして作っているのも伝わってくる。

 そこで今回は、そんな人や鬼についての死について振り返っていこうと思う。アニメでも最終決戦間近となった今、これまでの衝撃的な死を見返すことで、忘れかけた記憶や感情もよみがえるはずだ。

■結婚を控えていたのに喰い殺されてしまった里子

 まずは一般人の衝撃的な死から紹介していきたい。『鬼滅の刃』は終盤に向かうにつれて、鬼殺隊と鬼だけの戦いになってくる。それだけ脅威とされる鬼の退治が進んだということでもあるが、作品の序盤では一般人がかなり被害にあっていた。

 その中の一人が、結婚を控えていた里子という女性である。これは炭治郎の初任務のエピソードなのだが、里子が鬼に殺される直接的な描写はない……。しかし、彼女の婚約者である和巳と沼の鬼のやりとりを通じて、むごたらしく殺されたという事実が伝わってくるのだ。

 沼の鬼は16歳の娘ばかりを好んで狙って喰べる鬼で、喰べた娘の装飾品をまるで戦利品のように持ち歩いていた。和巳は沼の鬼に対して里子を返すように話すも、「この蒐集品の中にその娘のかんざしがあれば喰ってるよ」と言い返されてしまう。

 蒐集品の中には里子が身につけていたリボンがあり、和巳は愛する人が鬼に喰われたと突きつけられ絶望した。これにはゾワッとしてしまう……。直接死の描写がされているわけではないが、いろんなことを想像してしまうからだ。

 本作では一般人のさまざまな死が描かれているが、幸せの絶頂から叩き落とされる状況は見ていて辛くなってしまった。

■どうやったら倒せる?無理ゲーのような半天狗

 次は、鬼側での衝撃的な死を見ていこう。鬼も上弦の鬼のクラスになると、柱でも倒すのが難しい。そのため、数人がかりで倒すのがやっとという状態だろう。そんな上弦の鬼のひとりである半天狗は、前期に放送された「刀鍛冶の里編」で登場している。

 この鬼のすごいところは、追い込まれれば追い込まれるほど強くなるというところだ。見た目は小さく弱々しい老人で、すぐに倒せそうな感じなのにそうはいかない。自らの分裂体を出して恐ろしい力を発揮することができるのだ。

 分裂体は1体ではなく複数体で襲いかかり、それぞれの能力が異なるので、倒すのに時間がかかってしまう……。しかも分裂体と同時進行で本体を叩かないと攻略できないという、無理ゲーに近い状態だ。そこからも、半天狗を倒すことなど可能なのかと思ってしまった。

 しかし、どんな状況でも決してあきらめない炭治郎は、いくら分身体を出されても仲間とともに戦い続ける。そして、自慢の嗅覚によって隠れている半天狗の本体を見つけるとすぐに追撃をしていた。

 野ネズミほどの大きさの半天狗が隠れた場所を見つけるのも、炭治郎の嗅覚が無ければ不可能だっただろう……。それによって、三度目の首切りチャレンジに突入し、見事切断を成功させる。

 半天狗はこれまでの鬼と比べてかなり難易度の高い鬼だったので、倒せた時は衝撃だった。しかも、これまで鬼の最期を憐れむ場面も多かった炭治郎が「命をもって 罪を償え!!!」と激昂していたので、珍しいケースでもある。

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