■主人公の幼馴染で今は恋人…アクションシーンも見応えあり『帝一の國』白鳥美美子

 古屋兎丸さんの大人気漫画『帝一の國』。2017年に実写化された際、永野さんは主人公・帝一の幼馴染であるお嬢様・白鳥美美子を演じた。

 本作は全国屈指のエリートが集まる日本一の名門・海帝高校を舞台とし、「総理大臣になり自分の国を作る」という野望のため、菅田将暉さん演じる赤場帝一が総理大臣への近道とされる海帝高校の生徒会長の座をかけ、あの手この手と謀略を巡らす学園権力闘争コメディーだ。

 永野さんが演じた美美子は、幼いころは帝一をいじめっ子からハイキックで守るようなお転婆な女の子だったが、高校生となった現在は恋人関係となっている。作中、清楚な黒髪のストレートで登場した永野さん。非常にハマり役でかわいかった。

 原作漫画では、その後、帝一の最大のライバルとなる大鷹弾に美美子が心惹かれてしまう展開もあったのだが、その部分は映画ではカットされていた。実写版では、その大鷹弾を竹内涼真さんが演じていただけに、原作ファンとしてはその三角関係はぜひとも見たかったところである。

 クライマックスでは、夢が断たれたと自宅の部屋に閉じこもる帝一に対し、扉を蹴破って部屋に入りビンタする美美子。「自分の国作るんじゃなかったの?」と、叱咤激励する姿がアツく、非常に印象的だった。また、帝一の邪魔をする野村周平さん演じる東郷菊馬にハイキックを繰り出すなど、アクションにも果敢に取り組む永野さんの演技も見事だった。

 ちなみに公開当時、エンドロールで流れた“美美子ダンス”もかわいいと話題になった。真っ赤なギターを抱え、クリープハイプの「イト」に合わせて軽快なステップを踏む永野さんのかわいさは反則だ。

 

 今回は、永野さんが実写作品で演じてきた“かわいすぎるヒロイン”たちを紹介してきた。いずれも原作の漫画から非常にかわいらしいキャラであったが、実写映画で彼女が演じたことでそのかわいさは倍増していたように思う。

 映画『からかい上手の高木さん』で演じる永野さんの“高木さん”も非常に楽しみだ。

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