『アンチヒーロー』では“ゾロとサンジ”の声が!? 『VIVANT』や『パリピ孔明』にも…豪華声優の声が意外なところで登場したドラマの画像
TBS『アンチヒーロー』TBS公式ホームページより

 テレビドラマを見ていると、たまにアニメファンの胸を震わせる“サプライズ”が起こる。それは、意外なところで突然登場する豪華声優の声だ。

 なかでも最近話題になったのは、長谷川博己さんが主演を務める連続ドラマ『アンチヒーロー』(TBS)の第1話だろう。殺害事件発生時の再現音声を法廷で流す場面で聞こえてきたのが、アニメ『ONE PIECE』のゾロ役を務める中井和哉さんと、サンジ役の平田広明さんの声だったのだ。

 国民的人気を誇るアニメの主要キャラの声とあって、その正体に気づく視聴者が続出し、SNS上では「ゾロとサンジ」がトレンド入りした。

■大男と林原めぐみさんの絶妙な組み合わせも

 このような、ドラマでの豪華声優サプライズはまだまだある。2023年に日本中を熱狂させた堺雅人さん主演『VIVANT』(TBS)では、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ役などで知られる林原めぐみさんの声の出演が話題になった。

 作中に登場する、警視庁公安部のエージェントでバルカ共和国出身の“ドラム”は、日本語を理解することはできるが自分で話すことはできない。そこで彼が意思表示をする際には毎回スマホの音声アプリに喋らせるのだが、そのアプリの声が林原さんだったのだ。

 縦も横も大柄な厳つい見た目に反して子犬のような愛らしい表情を見せるドラムと、AI風の単調さで「チョー危険、チョー危険!」など、どこか女子っぽい言い回しをする林原さんの声。この絶妙な組み合わせにドラム人気が爆発、オフィシャルグッズまで発売されるほどとなった。

■飲むと「梶ボイス」になる秘薬が登場

 また、同じく2023年に放送された向井理さん主演『パリピ孔明』(フジテレビ)の第2話では、アニメ『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役などで知られる梶裕貴さんの意外な登場に多くのファンが抱腹絶倒した。

 梶さんが登場したのは、作中に登場した3ピースバンド「JET JACKET」のギターボーカルRYO(森崎ウィンさん)が、喉のトラブルを抱えていたことが発覚した場面だ。最初からこれに気づいていた諸葛孔明(向井さん)が特製の喉薬を差し出したところ、これを飲んだバンドメンバー全員がとんでもなく“良い声”になったのだ。

 この喉薬を飲んだあとの“良い声”が、梶さんによるアテレコだった。メンバー3人すべてを演じ分けるという何気に凄技を披露していたが、梶さんの出演を今か今かと待ち構えていたファンたちは予想外の登場の仕方に笑い転げる事態となった。

 これに対し梶さんは、放送終了後に「孔明の薬を飲むと梶ボイスになります」とXに投稿し、追加のもうひと笑いを提供した。

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