地球外からの来訪者が訪れる中、青春を謳歌する少女たちの姿を描いた映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(以下、デデデデ)』。この作品で小比類巻健一を演じるのは声優・内山昂輝だ。
彼は毎年、自分が1年間で観た映画のランキングをラジオ『内山昂輝の1クール!』で発表する映画好きでもある。そんな彼に映画の醍醐味、劇場で映画を観る体験について聞いた。【第4回/全4回】
――映画『デデデデ』後章がいよいよ公開されます。観客のみなさんに、この作品をどのように楽しんでほしいですか?
内山「『デデデデ』の原作を読んだときに感じたことなんですが、原作を最後まで読んでみると、また最初から読み直してみたくなる作りになっているんですよね。結末まで知ると、“このときのキャラクターたちは何を考えていたんだろう”と気になるんです。
今回、映像的にもチャレンジがたくさんあってとても見ごたえがあるうえに、その原作ならではの面白さも詰まっている。後章を観た後に、前章をさかのぼって観たくなるんです。原作と同じように、もう一度最初から映画を見るときっと新たな感想が芽生えてくると思います。後章を観たら、また二周目で違う味を楽しめる。そういうところも含めて劇場で観るのにぴったりの作品だなと感じています」