「こどもの日」に振り返る!「チビッコでも存在感ありすぎ!?」アニメ・漫画キャラが「子どもになっちゃった」貴重エピソードの画像
『ゲゲゲの鬼太郎』DVD BOXより (C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

 5月5日は「こどもの日」。この日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日だと制定されており、ゴールデンウィークの期間中であることから外出をする家族連れも多いだろう。

 さて、普段は分別のつく年齢である漫画・アニメのキャラクターたちが、なんらかの魔法や能力によって姿形を子どもに変えられてしまうということが稀にある。今回はめったにない貴重な回である、キャラが「子どもになっちゃった回」を紹介したい。

■チビ承太郎の小さい拳の「オラオラ」

 まずは、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部「スターダストクルセイダース」の空条承太郎とポルナレフ。2人はエジプトで「相手を若返らせる」という能力のスタンド・セト神を操る、DIOの配下のアレッシーによって子どもの姿に変えられてしまう。

 セト神の能力は、影に触れてしまった相手の体を、一瞬で2〜3歳、十数秒で胎児にまで若返らせるというもので、まずポルナレフがこの毒牙にかかってしまった。この能力は外見だけでなく、知性やスタンド能力などの内面もだんだんと子どもになってしまうという恐ろしいものだが、ポルナレフは機転をきかせてどうにか切り抜ける。

 ポルナレフは幼児期からスタンド能力に目覚めていたため、3歳時まで若返ってもシルバー・チャリオッツが使えたこと、そして承太郎は子ども時代から強かったため、どうにかアレッシーを再起不能に陥らせることができた。しかしアレッシーのスタンド能力は間違いなく強い。彼にとってはとにかく戦う相手が悪かったのだろう。

 小さいシルバー・チャリオッツに、小さい承太郎の「オラオラ」まで描かれたこの回。2人が活躍するファンタジー的な展開は『ジョジョ』ファンにとって新鮮だった。

 さらに、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉が子どもになる回もあった。それはアニメオリジナル回の335話「 ちっちゃな両ちゃん」でのこと。

 公園で遊ぶ子どもの姿を見て「子どもになって自由に暮らしたい」と考えた両さんは、中川圭一の恩師である絵崎コロ助が発明した「若返りキャンディ」の実験台になることを決め、さっそくアメを食べる。

 警察官の服を残して小さくなった両さんの姿は、大人のときの角刈りではなく、坊主頭にはなっているもののつながった特徴的な眉毛はそのままだった。その後、子どもの両さんは中川や秋本麗子、最後には部長の家に泊まり込むことに。『こち亀』では両さんの子ども時代を描く感動エピソードも多いが、本編のギャグ回で子どもになってしまうのはなかなかレアだった。

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