『進撃の巨人』石原さとみや『GANTZ』夏菜も…バトル漫画実写化作品で女優たちが見せた渾身の演技の画像
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』ポスター画像より

 数々の“バトル漫画”がその人気ゆえに実写映画化されている昨今、作中では原作さながらの激しいアクションが繰り広げられるのも見どころだ。そこでは普段、バトルとはとても無縁そうな女優たちがキャラクターを演じることも珍しくはない。そこで、体当たりな演技で観る者をおおいに沸かせた有名女優たちについて見ていこう。

■声優から継承されたマッドサイエンティストの演技プラン…『進撃の巨人』石原さとみ

 2009年から『別冊少年マガジン』(講談社)で連載された諫山創さんの『進撃の巨人』は、その練り込まれた緻密なストーリー構成と世界観で凄まじい人気を獲得し、一大ブームを巻き起こしたダークファンタジー作品だ。

 壁のなかで暮らしていた人間たちを突如襲った“巨人”との激闘を描いた本作は、アニメ化はもちろんのこと、2015年には実写映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』が公開されている。

 豪華なキャストが話題となった本作だが、作中で普段とは違う迫真の演技を見せつけたのが、数多くのドラマや映画で活躍する石原さとみさんだ。大河ドラマ『義経』や『シン・ゴジラ』など、数々の有名作品に登場している石原さんだが、彼女が実写版『進撃の巨人』で演じたのは、主人公・エレンらの仲間となる女性、ハンジである。

 調査兵団の一員でありながら、一方で“マッドサイエンティスト”な一面を持つ個性的なハンジ。一見、石原さんの普段のイメージとはどこかかけ離れた配役にも思えるが、しかし彼女は危険な魅力を持つハンジを見事に演じ切り、原作のファンからも高い評価を得ることとなった。

 石原さんはまず、原作漫画を読み込むことでキャラクター性を自身のなかに落とし込んだという。しかし、彼女の熱演の“秘訣”はこれだけではなかった。

 なんと石原さんはアニメ版の『進撃の巨人』でハンジを演じる声優の朴璐美さんに連絡をし、彼女から直接、ハンジについての“演技指導”を受けていた。

 今までの石原さんのイメージから一変、奇声や叫び声を上げて立ち振る舞う実写版・ハンジの姿は必見だ。アニメ版の声優からその演技を見事に受け継ぎ、実写版に活かしたストイックな姿勢に思わず脱帽してしまう。

■可愛さ、格好良さの見事なコラボレーション…『バイオレンスアクション』橋本環奈

 2016年より漫画配信サイト『やわらかスピリッツ』(小学館)にて連載された『バイオレンスアクション』は、原作担当:沢田新さん、作画担当:浅井蓮次さんのタッグが送るハードボイルド・アクション作品だ。

 その人気から2022年には実写映画化が公開。その主演を務めたのが、橋本環奈さんである。中学生時代のイベントにて撮影された写真が“奇跡の一枚”として広がり、その美貌から“1000年に1人の逸材”として注目され、現在では数多くのドラマ、映画で活躍する橋本さん。

 そんな彼女が『バイオレンスアクション』で演じたのが、昼は日商簿記を学ぶ専門学生、夜は凄腕の殺し屋という二つの顔を持つ女性・菊野ケイである。見た目こそ可憐な美少女なのだが、依頼が入れば身につけた“殺し”の技術を駆使して任務を遂行していく、凄まじいギャップを持ったキャラクターだ。

 そんなケイを演じるにあたり、橋本さんは普段はなかなか演じることのない激しい格闘アクションにも挑戦。ケイはショートパンツを穿いて膝が露出していることから、アクションに用いる“衝撃吸収パット”を仕込むことができず、正真正銘、生身でアクションに挑んだのだという。また、冬の撮影で寒さも非常にこたえたと、当時のインタビューで明かしていた。

 そんな数々の苦難の末、“可愛さ”とキレのある“アクション”が融合し、ケイのキャラクター性を実写化することに見事成功。二面性を持つ難しいキャラクターを体当たりの演技で再現してみせた、橋本さんの実力が光る一作だ。

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