■『ウルトラマンタイガ』姉御肌の女社長・新山千春
最後は、2019年放送の『ウルトラマンタイガ』に出演していた新山千春さんを紹介する。
新山さんは、1995年の第20回ホリプロタレントスカウトキャラバンの審査員特別賞を受賞し芸能界入り、青森出身で方言が残るしゃべり方が非常に可愛く人気を博した。
『タイムショック』『ジャングルTV〜タモリの法則〜』での印象が強い彼女だが、その美貌でグラビアアイドルとしても活動しており、40歳の節目には20年ぶりにグラビア復活。大人な雰囲気での姿も披露している。
そんな新山さんは、令和最初のウルトラマン『ウルトラマンタイガ』でスーツ姿もカッコいい女社長・佐々木カナを演じていた。主人公・工藤ヒロユキたちが働く民間の警備組織“E.G.I.S(イージス)”を率い、姉御肌の性格でまさに“イージスの肝っ玉母さん”という印象だった。
作中では事務的な仕事を多くやっていたカナだが、かつては警視庁外事X課の刑事であり、人を見る観察眼に優れ格闘もこなす。第17話「ガーディアンエンジェル」では、かつて捕まえたヒューマノイド型のセモン星人ミードが、カナに保護を求めて訪れてきた。現場復帰するカナだったが、その後宇宙人たちの騒動に巻き込まれていく。
この回は、カナの人情味溢れる性格や、宇宙人と互角に渡り合うカッコいい戦闘シーンなどカナの魅力が多く描かれていた。
今回は、ウルトラマンシリーズに出演していたグラビア出身の女優たちを紹介してきた。今回紹介した3人はいずれもグラビアでも人気を博し、さらにはバラエティやドラマなどマルチに活躍、『ウルトラマン』の中でも存在感を存分に発揮していた。
偶然なのか意図したものなのか、作中の役柄が彼女たちのイメージそのままであり、ゆえに非常にハマり役となっていた。