■アンドレとハンセンの試合に超盛り上がった田園コロシアム「キン肉マン&モンゴルマンVSバッファローマン&スプリングマン」

 7人の悪魔超人編の最終決戦がおこなわれたのが、田園コロシアムだ。1936年にオープンして以来、親しまれてきたこの場所は「ジャパン・オープン・テニス選手権」が第1回からおこなわれるなど、テニスとも関係が深い場所だ。

 さまざまなコンサートもさることながら、筆者にとってはやはり新日本プロレスの試合が忘れられない。日本人が外国人を倒すのではなく、大型外国人レスラー同士の戦いというのも見ものだった。

 それが、1981年におこなわれたアンドレ・ザ・ジャイアントとスタン・ハンセンの一戦だ。外国人レスラーのなかでもひと際大きいアンドレに対し、怯まないハンセン。これは名勝負として今でも語り継がれているほどだ。

 さて、『キン肉マン』での試合も名勝負だった。バラバラになったミートくんの体を救出するために奮闘する正義超人たち。モンゴルマンのレッグラリアートがカッコよく、キン肉マンとバッファローマンはまさに死闘を繰り広げる。かなり燃える展開だった。

■遊園地とプールが大人気だった豊島園 「キン肉マンVSプラネットマン」

 黄金のマスク編の第2戦目では、遊園地のとしまえん(豊島園)で「キン肉マンVSプラネットマン」の試合がおこなわれた。

 1926年に開園したとしまえんは歴史も古く、プールの開園に加えてウォータースライダー、フリーパスなど、さまざまなアイデアを取り入れていた。昭和、平成、令和と長年に渡って親しまれてきたが、2020年に惜しまれながら閉園されている。

 さて、試合のほうはプラネットマンが人質作戦を取るなど、卑怯な手段を用いてキン肉マンを追い詰めていった。しかも、体のリングはまさに惑星の特徴を捉えており、足にある冥王星と海王星の部分によって氷点下の首四の字固めを披露していた。

 いや、この技って自分は凍傷しないのだろうか? でも、体の一部だし、そもそも自身が太陽系の12番目の惑星で太陽から遠くて凍っているだろうし、問題ないのだろう。

 プラネットマンは意外にもキン肉マンが大苦戦した相手であり、悪魔超人というよりも残虐超人に近い性格だった。恐怖に包まれ、としまえんが営業停止になっていたかもしれないな。

 

 ここで紹介した施設は今では見られない、まさに消えた名所だ。そして、首都圏に位置し、多くの来場者で賑わった施設ばかりである。そういえば、第21回超人オリンピック決勝の調印式もとしまえんだったな。いやはや懐かしいものだ。

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