『タルるートくん』に『ムサシの冒険』、『オホーツクに消ゆ』にも…当時の少年たちをドキドキさせた「ファミコンの裏技」3選

　ファミコン全盛期といえば、今のように何でも情報が手に入るものではなかった。それだけに攻略や裏技の方法を必死になって探していたし、一度覚えたら忘れなかった。

　さて、そんなファミコンのゲームには、ちょっとドキドキするような裏技があったもの。友達から仕入れた情報があってもその場では興味がないフリをし、だけど自宅に帰ってからは親にも隠れて試し、心臓爆発を抑えたものだ。そんなファミコンのドキドキさせてくれた裏技を振り返ってみよう。

■あの伊代菜が水着に…『まじかる☆タルるートくんＦＡＮＴＡＳＴＩＣＷＯＲＬＤ!!』

　江川達也氏の人気漫画を原作とした『まじかる☆タルるートくんＦＡＮＴＡＳＴＩＣＷＯＲＬＤ!!』（バンダイ：現バンダイナムコエンターテインメント）では、少年たちがドキドキしてしまうような裏技が用意されている。

　それはステージ２に入るとき、何も操作しないで放置していると、ヒロイン・河合伊代菜のハイレグ水着が拝めるというものだ。主人公・江戸城本丸にいたっては「うひょう！いよなちゃんイカスー!!」と大喜び。伊予菜も「いやーん。ほんまるくんエッチ！」とまんざらでもない様子だ。

　まだ小学生なのに……なぜそんなにもきわどいハイレグなのだ？そういえば原作でも、母親の影響でかなりキレキレの水着を披露していたものだ。これは当時でも有名な裏技だった。１９９１年発売とファミコン晩年だっただけに、画質もそれなりに見やすく満足（？）したものである。

　しかし、これだけではない。近年、ＹｏｕＴｕｂｅにて４ＳＴさんがさらなる裏技の情報を得たとして動画配信し、大きな話題となったのだ。

　実はこの水着公開シーンのときに２コンのＢボタンを１４７回（いよな）押すと……なんと水着が脱げてしまうという。

　ええ!? あの伊代菜が一糸まとわぬ姿になってしまうだと!? こんなの当時知っていたら……興奮冷めやらぬとはこのことだろう。

　１９９０年にシグマ商事から発売されたのが、『ムサシの冒険』だ。このゲームは王道の和風ＲＰＧで長く楽しめる。そして、ドキドキさせてくれるのが、人魚の“こいひめ”のグラビアだ。

　ファミコンのドット絵なので、通常のプレイ画面ではこいひめがどのような姿なのかが分かりづらい。しかし、こいひめの屋敷にはなぜかお金を払うと「こいひめのアルバム」を見せてくれる人魚がいる。しかし見るためには全財産が必要と言うので、ちょっと躊躇してしまう。まあ、セーブすれば問題ないのだが。

　そうしてここでお金を払うと、セクシーなポーズをした人魚のこいひめの写真を見ることができる。これがまた可愛いのだ。なるほど、ムサシも刀を持つ手に気合が入り、剣の修行をより頑張れるというものだろう。

　だが、まだ続きがある。ここで全財産がＭＡＸの６５５３５両あると、なんと人魚の尾ではなく、脚やお尻をあらわにしたこいひめの姿を拝めるのだ。

　ただ、側にある木の枝にはそれまで着ていたであろう人魚の尾がかかっている。え、人魚は着ぐるみだったの？と、思わずどよめいてしまうシーンなのだが、きっとこいひめも開放的になったのだろう。というか、ＭＡＸのお金をせしめる人魚って何者だ？