■原作の軽快な動きを再現「3代目青学・菊丸英二」瀬戸康史
2024年1月にスタートしたドラマ『院内警察』(フジテレビ系)や映画『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』など、話題の最新作で活躍する人気俳優、瀬戸康史さんも「テニミュ」出演歴がある。
瀬戸さんは3代目青学のアクロバティックプレイヤー・菊丸英二を演じ、天真爛漫でヤンチャなキャラクターとして観客を楽しませた。
瀬戸さんの菊丸ですごかったのが、原作の動きをうまく再現した点だ。たとえば関東大会決勝で対戦した立海大附属中学校テニス部との試合で、菊丸が仰向けに倒れた状態から腕の力だけで逆立ちし、そのまま立ち上がるワンシーンがある。
一般人ではとてもマネできない動きだが、瀬戸さんはこれを見事に再現。その後も菊丸が得意とするアクロバティックなテニスを見せ、抜群の運動センスを披露したのだ。
近年でもアクションシーンで高い評価を得ている瀬戸さんだが、それも納得の運動神経である。
今回紹介した俳優たちが「テニミュ」に初出演したのは、彼らが10代後半から20代前半の時期だ。期待の若手俳優が集まる「テニミュ」の歴史を紐解けば、今をときめく人気俳優の原点ともいえる姿と出会える。
この記事で若かりし頃のカリスマたちの演技が気になった人は、過去のミュージカル『テニスの王子様』を見てみてはいかがだろうか。