ファミコン版『ドラクエ』シリーズでかなり燃えた“メタル狩り”! 必死にトライした懐かしい方法の画像
画像は『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエスト3』『ドラゴンクエスト5』『ドラゴンクエスト8』『ドラゴンクエスト11』(編集部撮影)

ドラゴンクエスト』シリーズでは、メタルスライムやはぐれメタルを倒しながら経験値を稼いでいく。情報の少なかったファミコン時代は、自己流の倒し方でメタル狩りをやったものだった。そこで、ファミコン版『ドラクエ』シリーズで必死になってトライした、懐かしいメタル狩りの方法を振り返ってみよう。

■初登場のはぐれメタルに出会ったらテンションMAX! 「はかぶさの剣」が有効だった『ドラクエ2』

 メタルスライムは初代から登場しているが、テンションが上がるのは「はぐれメタル」との遭遇ではないだろうか。初登場は『ドラクエ2』。全体的にもらえる経験値が少ないのだが、はぐれメタルはメタルスライムの約10倍近く(実際は1050)と、とんでもなく高い。

 最初はテパの村周辺や満月の塔で戦うことになるのだが、まだレベルも高くないので“ベギラマ”に苦戦したもの。もっとも出現しやすいのが、ハーゴンの神殿だろう。ラストダンジョンで最後の戦いなのだが、ここで経験値を積めばハーゴンやシドーに備えることができる。

 しかも複数出現したり、逃げないヤツもいるから頑張れる。とはいえ、あくましんかんと一緒に登場すると、“ザラキ”や“イオナズン”を唱えられるのでやっかいだった。漢字にすると“悪魔神官”……悪なのか神なのかどっちなんだ?

 ちなみにハーゴンの神殿では「はかぶさの剣」を作れる。これではぐれメタルを軽く葬ることも可能だ。また、なかなか難しいのだが、あくましんかんの“ザオリク”で蘇ったはぐれメタルを倒すとさらに経験値をもらえた。

 ただ、注意点もあった。「はかぶさの剣」はレベルアップすると攻撃力が解除されるので、また外へ出ないといけない。まあ、それでも経験値を量産できるのは嬉しかったものだ。

■武闘家の“かいしんのいちげき”、ドラゴラムとピオリムが役に立った『ドラクエ3』

『ドラクエ3』でははぐれメタルも攻撃呪文が“ベギラマ”から“ギラ”に変わり、経験値が10050(4人パーティーで1人あたり)と、のちのシリーズと同様に高くなっていく。転職システムがあったので、レベル上げにメタル狩りは重要だった。

 ここで役に立つのが武闘家だろう。武闘家はレベルが上がるほど“かいしんのいちげき”が出やすくなるメリットがある。しかも、中盤のレベルでも「ほしふるうでわ」を装備すれば、はぐれメタルよりも先制攻撃することができた。なにより素手でメタル系を撃破するなんて、カッコいいものである。拳が砕けそうだが……。

 そして、“ドラゴラム”の呪文で変身して炎を吐けば、絶対に一撃で倒せる。ただ、変身に1ターンを消化するうえ素早さが遅くなるので、はぐれメタルが2ターン逃げないことを祈るしかないのだが。

 ただ、はぐれメタルが2ターン逃げずに複数残っていても、炎を吐かずに攻撃してかわされることもあった。こればかりは間抜けなドラゴンだと思うしかない。

 そこで“ピオリム”をかけておくのだが、この場合はドラゴラムを先に唱えておき、ほかの仲間があとから“ピオリム”をかけなければならない。はぐれメタルを前にして、いちいち面倒である。

 とはいえ、“ドラゴラム”自体が終盤戦に覚える呪文だけに、武闘家の一撃に賭けるほうがメタル狩りとしては無難だろうな。

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