サブキャラだけど実はパイロットの心の拠り所…歴代ガンダムの頼りになるメカニックキャラの名セリフ3選の画像
『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』DVDパッケージより

機動戦士ガンダム』シリーズの魅力であるモビルスーツ同士の戦闘。派手で爽快感がある一方で、地味で渋いテクニックも見られるためファンにとって楽しみのひとつだ。戦闘においてはパイロットの能力ばかりが取り沙汰されるが、一方でメカニックの「縁の下の力持ち」的な活躍も忘れてはいけない。

 そこで今回は、サブキャラだけど頼りになるメカニックキャラの名セリフをピックアップ。そのシーンを振り返っていこう。

■ガンダムの整備ならなんでもござれ!料理もできるメカニック

 最初に紹介するのは、アストナージ・メドッソ。宇宙世紀ガンダムファンなら誰もが知る有名メカニックだ。『機動戦士Zガンダム』で初登場を果たし、続編の『機動戦士ガンダムZZ』、劇場版の『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にも登場するガンダムご用達のメカニックといえる。

 出番が多いためセリフもいっぱあるが、今回は「サラダを一緒に、食べるんじゃなかったのか……!」をピックアップ。これは『逆襲のシャア』で、恋人であるケーラ・スゥの遺体を前にして嘆くシーンのセリフ。パイロットであるケーラは、リ・ガズィで出撃するも握りつぶされて絶命した。出撃前にアストナージは「とっておきのサラダ、作っとくからな!」と送り出しているため、なおさら悲壮感が漂う。その後、アストナージもあっけなく死亡するため、ファンにとっても悲しいエピソードだった。

 なお、ゲーム『スーパーロボット大戦F完結編』は、アストナージが自軍に合流すると改造段階が跳ね上がる仕様。メカニックとしての技量がメタ的に反映されていて、おもしろい試みだった。

■歴戦のパイロットよりも強い?最強姉御肌メカニック

 続いて紹介するのは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するモーラ・バシット。地球連邦軍のアルビオン隊に所属するメカニックで、性格は男勝りで身長も大きく、腕っ節も強い。しかしガサツではなく、むしろまわりに気配りができる気のいい姉御肌の人物だ。

 同じ隊に所属するパイロット、チャック・キースは女好きで、モーラと口論になることも。しかし、いつの間にやら仲を深め、デートにでかけるほどになる。ただ、キースの女癖の悪さは治らず、第8話「策謀の宙域」ではヒロインのニナ・パープルトンを隠し撮りしていた。それがモーラにバレて、激怒。

「女心を知らんやつめ〜!」とキースを追いかけ回す。性格や体格、メカニックという現場仕事から、恋愛とはほど遠かったと容易に予想できるため、キースの軽率な行動はさすがにモーラがかわいそう。しかし、モーラのチーフメカニックとしての腕前があったからこそ、キースや主人公コウ・ウラキもデラーズ・フリートとの戦いに生き残れたのは間違いないだろう。

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