『おっさんずラブ』『好きやねんけどどうやろか』2024年新ドラマにも続々登場! ほっこりする「BL」をテーマにしたこの冬の“注目作”の画像
金曜ナイトドラマ『おっさんずラブ‐リターンズ‐』

 多様な性への理解が広がってきた昨今、漫画・アニメ・ドラマでも同性愛をテーマにした作品が増えている。たとえばゲイカップルの“食卓”をメインに、彼らが抱える様々な問題を描いたよしながふみさんの漫画『きのう何食べた?』も、西島秀俊さん、内野聖陽さんのWキャストで実写ドラマ化され大ヒットを飛ばした。

 さて、2024年は『きのう何食べた?』のように男性同士の恋愛を描いた漫画が続々と実写ドラマ化される。そこで今回は、今年放送のBLドラマ3作を紹介していこうと思う。

■小料理屋を舞台に繰り広げられるほっこりラブ『好きやねんけどどうやろか』

 千葉リョウコさんの漫画『好きやねんけどどうやろか』は、大阪で小さな小料理店を営む松本栄枝と、転勤で大阪に来たバツイチサラリーマン曽我久志の電撃ラブストーリーだ。真面目な曽我にとって、慣れない関西は緊張の連続。そんなある日、上司と訪れた「たまえ」で人当たりが良い店主の松本と出会う。

 一方の松本は初対面の曾我に一目惚れし、突然告白をして……と、そこから始まる二人の恋愛物語なのだが、ボーイズラブを爽やかに描くことで、幅広い層にも入り込みやすい作風になっている。イケイケ関西人の松本と誠実で大人しい曾我という、正反対の二人が繰り広げる恋にドキドキすること間違いなしだ。

 実写ドラマは2024年1月11日から読売テレビ「ドラマDiVE」枠で放送がスタートする。読売テレビは関西のみの放送のため、対象地区外の人はTVerで視聴しよう。  

「たまえ」の店主・松本を演じるのは簡秀吉さんで、曽我を演じるのは西山潤さん。どちらも、今をときめく新進気鋭の若手イケメン俳優である。原作同様に、爽やかな雰囲気を醸し出す二人の演技に注目だ。

 また、ドラマのストーリーはおおむね原作に沿っているが、数名のオリジナルキャストも登場する。中には松本の元彼という役柄もいるため、ドラマに良い刺激を与えてくれるだろう。

■若手イケメン俳優たちの胸キュン恋愛『BLドラマの主演になりました』

 俳優同士のボーイズラブを描いた『BLドラマの主演になりました』は、すずり街さんの漫画である。イケメンたちのピュアな恋愛模様は多くの読者の支持を得て、ついに実写ドラマ化を果たした。まずは、あらすじをざっくりみていこう。

 華やかな芸能界に生きる赤藤優一郎と青柳萌は、「BLドラマの主演」に抜擢されたことをきっかけに役作りのために同棲生活を開始する。だが、実は赤藤は青柳に対して深い恋心を抱いていた。悟られないようあえて冷たくする赤藤と、人として嫌われているのではと考える青柳。そんな二人のもどかしい関係の行く末は……。と、ドキドキするようなストーリーなのは確定のようだ。

 このドラマは、地上波(テレビ朝日系列)とサブスク(TELASA)の連動放送ドラマになっている。2024年1月1日に単発ドラマの『BLドラマの主演になりましたクランクイン編』が放送されたが、本編でもある連続ドラマ「 クランクアップ編」(全3話)は2023年12月からTELASAで配信中だ。

 W主演を務めたのは阿部顕嵐さんと阿久津仁愛さんという、今をときめくイケメン俳優たち。コミカルなシーンから色気漂うシーンまで、視聴者を釘付けにする演技を見せている。

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