■一撃必殺の決め技でパーティをサポート
国民的RPG『ドラゴンクエスト』の大ヒットのように、龍とゲームの相性は抜群。『ファイアーエムブレム』のチキをはじめとした竜人族や、『ブレスオブファイア』のリュウのように、ゲームでは龍に変身するキャラというのも少なくないが、1999年にPS用ソフトとして発売された『ヴァルキリープロファイル』のエイミもまた、龍に変身する女性キャラだ。
エイミは槍を得物とする戦士で、サバサバした姉御肌の性格を持っている。特徴的なのは必殺技の「ドラゴンドレッド」。ドラゴンに変身してブレスを放つ強力な技だ。
本作は4人パーティで戦闘を行い、コンボ数が高いほどダメージがアップする。エイミの「ドラゴンドレッド」はヒット数が少ないため、締めを務めることが多く、一撃必殺感が気持ちいい。そのうえ、強いので筆者はよく使っていたものだ。
■裏のバランスブレイカー!竜族の血を引く女性
ゲームの龍キャラといえば『ファイナルファンタジータクティクス』のレーゼも個人的に欠かせないキャラクターだ。
本作は、1997年にPS用ソフトとして発売された『ファイナルファンタジー』シリーズの外伝的作品で、秀逸なゲームシステムやストーリーで人気を博した。
レーゼは、本編には登場しない隠しキャラ。もともとは人間の姿だが、敵意のある魔法によってドラゴンの姿で仲間になり、サブイベントを進めることで人間の姿に戻る。
アビリティと装備品にクセがあるため弱く見えるが、実際はとんでもないバランスブレイカー。ステータスの成長率が異常に高く、どんな相手でもねじ伏せる最強の女性だ。本作のバランスブレイカーといえば「剣聖シド」ことオルランドゥが有名だが、レーゼのぶっ壊れぶりも異常なのでぜひ試してほしい。
龍はやはり人気がある空想の生物なので、多くの作品で強キャラクターとして登場する。ただ、なかには『ルリドラゴン』のように一風変わった作品もあるからおもしろい。2024年は辰年。強さの象徴ともいえる龍のように、力強く成長できる年にしたいものである。