■最強コラボ!難解なOPで冒険心を呼び起こされる
当時、ディズニーとスクウェア(現スクウェア・エニックス)という奇跡的なコラボレーションの実現で話題になったのが、『キングダムハーツ』シリーズ。ナンバリング作品は『3』まであり、『1』と『2』はそれぞれ2002年と2005年にPS2で発売された。
ナンバリングシリーズすべての主題歌を担当しているのは、宇多田ヒカルさん。第1作では「光」、第2作では「Passion」を歌っている。
オープニングムービーのすべてを紹介するのは難しいが、特におもしろいのは2のオープニングムービーに、1のセルフオマージュが多いこと。ソラの語りで始まるところやリクがソラを呼ぶシーン、そしてロクサスが暗闇を落下するシーンは1のソラとまったく同じだ。
本シリーズはストーリーが難解なことでも有名であり、オープニングムービーも難しい。内容を読み取ることは困難だが、不思議な魅力が詰まっていると言えるだろう。
以上3作品を振り返ったが、いずれの楽曲もあらためて聞くたび物語の端々を思い出してしまうものばかり。2000年代のゲームには豪華なオープニング映像が用意されていたが、こうしたJ-POPアーティストを起用する作品は少なくなり、残念に思う人も多いのではないだろうか。