『北斗の拳』「ぱっびっぶっぺっぽぉっ」に「ちにゃ」思わず二度見した死に際の最期のセリフがあまりにも強烈だった雑魚キャラたちの画像
ゼノンコミックスDX『北斗の拳』新装版第1巻(コアコミックス)

 2023年9月に『週刊少年ジャンプ』での連載開始から40周年を迎えたことで、企画展が行われるなど大きな話題を集めた漫画『北斗の拳』。40周年を機に、アニメが再び制作されることも発表されており、2024年もさらなる注目を浴びる作品となりそうだ。

 1984年から放送されていたテレビアニメでは、原作にはないキャラの登場やエピソードも描かれていたが、豪華声優陣によるアドリブの断末魔もファンにはおなじみ。「ひ、ひ、ひらめ~!」や、「金が……ないよほぉー!」「おお俺もだ~!」など、よく聞くと笑ってしまうようなものも少なくなかったが、これは秘孔を突かれて最期を迎えた人体の崩壊の様子が盛り込まれているのだろう、アミバの「うわらば」のように、原作漫画でも死に際に不思議なセリフを残して去っていったキャラは珍しくない。

 今回は、雑魚キャラの断末魔に焦点を当てて、原作にあったあまりにも印象的過ぎる叫び声を紹介していきたい。

■「あわびゅ」「たわば」

 まずは「あわびゅ」から紹介していきたい。言葉だけを見ると「あわび」を想像してしまうが、アワビは全く関係ない。この断末魔は、牙一族との戦いの中で登場したものだ。

 ケンシロウとレイが牙一族の本隊がいる場所に乗り込み、次々と雑魚キャラを葬り去り、最後のひとりという場面になった。するとケンシロウは、戦意喪失している雑魚キャラに「北斗千手壊拳」を容赦なく叩き込む。すると、その雑魚キャラはケンシロウの攻撃の手数の多さで顔が歪み、最後は「あわびゅ」と叫んで倒された。

 殴られたとはいえ、まさかこんな言葉が飛び出すなど予想もつかない。しかもこの雑魚キャラはケンシロウに「きさまの命はあと5秒」と告げられ「5秒なんていや…」と返したところで、レイに「では今死ね!!」と細切れにされてしまう。二度殺されたようなもので、筆者も雑魚キャラに同情してしまった……。

 これに類似した断末魔に「たわば」もある。こちらはゴッドランドにケンシロウが乗り込み、勝負を挑んだマッド軍曹が死に際に叫んだセリフである。言葉の響きなどが近いような気がする。

 そして、食べ物関連ということで見てみると、「なべ」という断末魔もあった。もし、ケンシロウがこの雑魚たちを続けて倒すと、「あわびゅ」「なべ」ということになる。

■「ぱっびっぶっぺっぽぉっ」

 中には思わず笑ってしまうような断末魔もあり、ケンシロウにのこぎりで頭をひかれたジャギの部下は、「ぱっびっぶっぺっぽぉっ」というセリフを遺して死んでいった。

 村人を埋めて、仲間にのこぎりをひかせるという残虐な行為をしていたこの雑魚キャラ。そこでケンシロウはその男に同じようにして返してやったのだ。この叫び声の面白いところは、ぱ行ば行を順番に口にして、最後の「ぽぉっ」で力尽きるところ……。

 似たものに「あっ い!? うれえろお!!」というものもある。これはケンシロウに刀を取り上げられて、突き刺された拳王親衛隊の断末魔だ。こちらはあ行を順番に口にしている。

 このふたつの共通点は、どちらも北斗神拳で倒されるのではなく、刃物によって少しずつ切られることで発せられているものであること。ケンシロウが相手を刃物で切って殺そうとすると、雑魚キャラはひらがなで順番に断末魔を叫ぶのかもしれない……。

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