12月5日より、スーパー戦隊シリーズ第3作『バトルフィーバーJ』の無料配信が東映特撮YouTube Officialチャンネルでスタートし、Xにて「バトルフィーバーJ」がトレンド入りするなど大きな話題を集めた。
これを受けて12月6日に、声優の日髙のりこさんがXを更新し、「バトルフィーバーJがトレンド入りしてるーっ!当時16歳の私が出演していますので、探してみてね ひぇ〜〜〜笑」と投稿。1979年から放送されていた同作は中原ケイコ役として伊東範子名義で当時の日髙さんがレギュラー出演していた作品でもある。Xでは同じく声優の福山潤さんが「マジすか!? バトルフィーバーJ好きなのに知らなかった…」とリプライを送り、置鮎龍太郎さんも「えー、知りませんでした!」と反応するなど意外な経歴に驚いた人も多かったようだ。
長い歴史を持つ同シリーズでは日髙さんのように意外な俳優が出演していた作品も珍しくない。今回は、“スーパー戦隊シリーズ”に出演していた意外な人物をピックアップして紹介していこう。
■コワモテ俳優が演じたヘヴィメタルキャラ!『忍者戦隊カクレンジャー』遠藤憲一さん
1994年から放送された『忍者戦隊カクレンジャー』は、“忍者”をテーマにしたスーパー戦隊で、敵キャラも妖怪をモチーフにしていたりと和風の作りになっている作品だ。
小川輝晃さんがニンジャレッドことサスケを演じ、ニンジャブラックのジライヤ役としてケイン・コスギさんが出演。そんな本作の敵役として登場したのが、“コワモテ俳優”として人気を博し、いまやバラエティ番組でも幅広く活躍している俳優の遠藤憲一さんだ。
遠藤さんが演じているのは、カクレンジャー最大の敵である妖怪大魔王の息子・貴公子ジュニアだ。貴公子ジュニアは、ヘヴィメタル風のメイクをほどこしたキャラクターで、金髪を逆立てた印象的な髪型をしている。エレキギターをかき鳴らし、カクレンジャーたちを苦しめる貴公子ジュニア。遠藤さんは作中で振り切った演技を見せており、敵キャラとしての印象が残っているという特撮ファンも多いだろう。
2017年1月21日に放送されたバラエティ番組『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で当時を振り返っていた遠藤さん。当時33歳だった貴公子ジュニア時代の遠藤さんは、近所の子どもたちに嫌われてしまったそうで、「すっごいへこんだ」ともらしていた。 敵役は嫌われてこそだというが、実際に面と向かって悪口を言われてへこんでしまったという遠藤さんを思うと、意外なかわいらしい一面にほっこりしてしまうエピソードだった。
■パンクファッションに身を包んだ姿がかわいい!『魔法戦隊マジレンジャー』ホラン千秋さん
2005年から放送されていたスーパー戦隊シリーズ第29作『魔法戦隊マジレンジャー』は、“魔法”をテーマにした作品。
橋本淳さん演じるマジレッドこと小津魁を末っ子に、5人の兄妹がスーパー戦隊に変身する物語だが、本作に出演していた意外な人物といえば、「地底冥府インフェルシア」のスパイとして暗躍する妖幻密使バンキュリアが少女の姿に変身したうちの1人・ナイを演じたホラン千秋さんだろう。
ナイを演じたホランさんは、頭にコウモリのような飾りをつけ、パンクファッションに身を包んでいる。青いリップでメイクをしたかわいらしい姿のホランさんは当時17歳。ギターを弾きながら妖艶な笑みを浮かべる彼女は、現在の印象とはずっと違い、後になってナイの正体を知って驚いた人も多いだろう。連ドラ初出演を果たしたばかりのホランさんを見ることができるおすすめの作品だ。