『こどものおもちゃ』や『姫ちゃんのリボン』にも…少女漫画アニメ化で「本人役」として登場していた意外な芸能人たちの画像
『姫ちゃんのリボン』メモリアル DVD-BOX(フロンティアワークス)

 アニメで芸能人が本人の役を演じる「本人役」。容姿を似せた作画や、アニメキャラとの絡みを楽しむことができる粋な演出だ。そこで今回は、『りぼん』(集英社)をはじめとする少女漫画作品のアニメ化作品で「本人役」として登場した芸能人をご紹介していこう。

■主題歌を担当した本人が登場! 『こどものおもちゃ』松岡昌宏さん・篠原ともえさん

 小花美穂さん原作の『こどものおもちゃ』は、子役として活動する主人公・倉田紗南が、芸能界とプライベートを行き来しながら奮闘する姿が描かれている。強い正義感と、素直な性格で愛される紗南。過酷な境遇ながらも、折れない強い精神力に勇気をもらった人も多いだろう。

『りぼん』での連載当時から人気を博し、1996年にアニメ化された本作。実は第1話に驚きの芸能人が本人役で出演している。それが、アニメ主題歌を担当していた、TOKIO松岡昌宏さんだった。

 紗南に“マボちゃん”と呼ばれる松岡さんは、鮮やかな色のシャツに身を包み、ヘアスタイルも忠実に再現されており、普段の“陽気なお兄さん”としての印象そのままに登場。紗南と仲むつまじい様子を見せていた。

 そして中学生編で主題歌を担当した篠原ともえさんもまた、本人役として登場している。当時は“シノラーブーム”絶頂期。はじけたキャラクターで大ブレイクしていた篠原さん。アニメ内でも濃いキャラは健在で、記憶に残っている人も多いのではないだろうか。

 ちなみにお笑い芸人のぜんじろうさんも本人役で登場し、作品を盛り上げているので、ぜひチェックしてみてほしい。

■6人体制の貴重な姿が…!? 『姫ちゃんのリボン』SMAP

 水沢めぐみさん原作の『姫ちゃんのリボン』は、“魔法のリボン”を魔法の国の王女・エリカからもらった主人公・野々原姫子が、魔法の力で他人に変身していく物語だ。

 魔法少女ものが人気だった当時、ストーリーはもちろん、元気で可愛いヒロイン・姫子は少女たちの心を鷲掴みにした。

 そんな本作が1992年にテレビアニメ化された際、本人役として登場していた芸能人がSMAPだ。アニメの主題歌を担当していたSMAPは、本編第13話「SMAPがやって来た」に登場。いまでは貴重な姿となってしまったが、6人体制だった初期のSMAPの姿を見ることができる。

 また、そのほかにも、姫子の憧れの先輩・支倉浩一の声を草彅剛さんがつとめ、さらに1993年にミュージカル化された際には、草彅さんが主要キャラである小林大地を演じたこともあった。

 実際にSMAPの本人役としてアフレコしたのは草彅さんだけだったが、1994年にアニメ化した、同じく『りぼん』の名作『赤ずきんチャチャ』(作:彩花みんさん)には香取慎吾さんがリーヤ役としてレギュラー出演するなど、『りぼん』作品とSMAPは意外な接点があったようだ。

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