『ゾンビランドサガ』や『鬼滅の刃』にも…キャスト欄を見てビビった“意外だった声優”たちの画像
ゾンビランドサガ SAGA.3 [Blu-ray]/エイベックス・ピクチャーズ

 アニメのキャスト欄を見て、予想外の声優の名前があり驚いた経験はないだろうか。重要なキャラクターの声優を明かさずサプライズ出演にしたり、動物の鳴き声を大物声優が担当していたりと、そういったことに気付くとファンとしては思わず嬉しくなってしまうものだ。今回はそんなキャスト欄をみて驚いた声優たちをご紹介していこう。

■伝説のキャラクターを演じた“伝説”の声優!『ゾンビランドサガ』山田たえ役:三石琴乃さん

 佐賀県を舞台に、ゾンビの少女たちが“ご当地アイドル”を目指す『ゾンビランドサガ』。いままでにない設定で描かれる本作は、多彩な個性をもつゾンビの少女たちが登場し、彼女たちの過去なども丁寧に作り込まれ見応えのある作品となっている。

 本作に登場する“ゾンビィ0号”こと山田たえは、素性が謎に包まれており、ほかのゾンビたちと違って意識が戻っていない。そのため、ゾンビらしさが一番強いキャラクターでもある。またメンバーにはほとんど“伝説の〇〇(アイドルや子役などの肩書)”という称号が与えられているのだが、彼女の場合、なぜか“伝説の山田たえ”となっているのも謎だ。

 たえは基本的にはうめき声しかあげない。そんな彼女の声優についてははじめ明かされなかったが、アニメ第3話で三石琴乃さんであると判明した。三石さんといえば、『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの葛城ミサト役などで知られ、多くの作品に出演してきた日本を代表する声優の1人である。

 ある意味“伝説級”の有名声優である三石さん。そんな彼女が山田たえのキャストであることがわかり、ファンは「本当に伝説だった……」「豪華すぎる!」と大歓喜した。まさに“伝説”とうたわれるキャラクターにふさわしいキャスティングとなったようだ。

■動物園に通って役づくり!?『あらいぐまラスカル』ラスカル役:野沢雅子さん

『世界名作劇場』シリーズのなかでも抜群の知名度を誇る『あらいぐまラスカル』。動物好きの少年スターリング・ノースと、彼に拾われたアライグマのラスカルの交流を描いた、心あたたまる作品だ。

 食いしん坊でやんちゃなラスカルの愛らしさはたちまち人気となり、キャラクターグッズも数多く販売されているほどである。そんなラスカル、かわいらしい鳴き声もチャームポイントなのだが、担当している声優が豪華だった……。

 ラスカルの声優を担当しているのは、なんと『ドラゴンボール』シリーズの孫悟空役などで知られる野沢雅子さん。彼女の声は世界的にも親しまれているだろう。ラスカルの役について、インタビューで野沢さんは自らオーディションを志望したことを明かしている。

 当時『ピコリーノの冒険』に出演していた野沢さんは、ある日ディレクターがアライグマの役のオーディションをすると聞き、参加を申し出たのだとか。ディレクターは鳴き声だけでセリフもないため、最初は断ったようだが、野沢さんの熱意に負けてオーディションを受けてもらうことになったという。

 結果、野沢さんはラスカル役を見事獲得した。動物園に通って役づくりをしたり、「ミー」というセリフが書かれた台本に自分なりの気持ちを書き込んだりと、あれこれ工夫していたそうだ。

 ラスカルの鳴き声は、動物の声なのに感情豊かで感動を誘う。さすがは野沢さん……といったところだろうか。

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