■共感できる等身大の女性…『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』岡村(柿崎)まい子役
益田ミリさんの4コマ漫画を実写化した『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』。さまざまな悩みを抱える等身大の女性3人をほのぼのとしたタッチで描き、女性を中心に人気を博している。
本作で真木さんは“まいちゃん”こと岡村まい子役を演じた。まい子は会社に勤めながら上司や取引先の会社との関係に疲弊し、プライベートでは不倫をしている女性。のちに不倫からは脱却し、結婚、出産という人生を歩んでいく。
当時のインタビューで真木さんは、“まい子に共感できるところがたくさんあった”と語っていた。OLと女優という職業の違いはあれど、仕事をがんばったり悩んだりするまい子は自分から“ものすごく遠い感じではなかった”と明かしている。
真木さんのほかには、柴咲コウさん、寺島しのぶさんをメインキャストにむかえており、それぞれの女性が葛藤しつつも未来を見ていく様子に共感できる。高い演技力を持つ彼女たちが織りなす温かみのある本作を、この機会にぜひチェックしてみてほしい。
■銀行員の女性のサクセスストーリー! 『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』原島浩美役
原作・周良貨さん、作画・夢野一子さんの漫画『この女に賭けろ』は、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』というタイトルでテレビドラマ化を果たした。
本作で主演をつとめた真木さんは、よつば銀行で総合職として働く原島浩美を演じている。大胆且つ奇想天外な発想で傾きかけていた支店を立て直し、出世街道を駆け抜けていく女性だ。
自身の考えを臆することなく表現することができる浩美を演じるうちに、自分自身も浩美に近づいていったという真木さん。銀行員という特殊な業種のキャラクターを演じるにあたって専門用語などで苦戦したそうだが、苦労よりも楽しさの方が勝っていたのだとか。
おっとりとした穏やかな性格ながら、仕事に関しては清々しいほど前向きな姿勢を崩さない浩美と、サバサバとした明るい真木さんの印象がマッチして、ハマり役だったと思う。
これまで、さまざまな実写化作品に出演している真木さん。インタビューなどを見ると、彼女の原作への想いの強さはファンさながらだった。自分が好きな作品だからこそ、ファンの心も踏みにじりたくないと実写化に挑んでいる彼女の心意気も感じながら、作品を振り返ってみてはいかがだろうか。