■「漫画の読み過ぎで演技に影響することも」羽生結弦さん

 ソチ五輪・平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦さん。現在はプロスケーターとして活躍している羽生さんは、かなりディープな漫画・アニメファンである。

 ファンを公言しているタイトルは、石田スイさんの『東京喰種 トーキョーグール』(集英社)、渡辺航さんが手掛ける『弱虫ペダル』(秋田書店)など。その漫画・アニメ愛たるや、好きなキャラを演じる声優との対談番組で興奮のあまり叫んでしまい、当時のファンから「完全にオタク」「好感度上がった」と言われたほどだ。

 さらに、フィギュアスケートの出来に漫画が関係することもあったらしい。オリンピックなど競技大会に出場していたころは、漫画にハマりすぎて演技に影響が出たこともあったと当時のインタビューで語っている。

 現実に影響が出るほど物語にのめりこめる感受性の高さも、羽生さんの才能なのかもしれない。

 

 世界で実力を証明し続けてきたトップアスリートたち。そんな彼らも私たち一般人と同じように漫画やアニメを楽しみ、パフォーマンスを左右することだってある。

 そう思うと、雲の上の存在であるトップアスリートに親近感が湧いてくる。好きなスポーツ選手をもっと身近に感じたくなったら、彼らが好きな漫画やアニメに触れてみるのも面白そうだ。

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