『キングダム』小栗旬に『パリピ孔明』向井理のほかにも…実写化作品で“天才役“を演じたイケメンたちの画像
「パリピ孔明」©フジテレビ

 映画『キングダム 運命の炎』では、趙国三大天・李牧役を小栗旬さんが、そして、現在フジテレビ系水曜22時に放送中の実写ドラマ『パリピ孔明』では、現代渋谷に転生しシンガーソングライターの軍師として活躍するちょっと変わった設定の諸葛亮孔明役を向井理さんがそれぞれ演じている。どちらも“超”のつく天才役を担当している彼らだが、俳優としての実力はもちろん、ルックスや佇まいでも見る者を魅了し、楽しませてくれている。

 そこで今回は、まだまだある実写化作品において、"天才役"を見事に演じたイケメン俳優たちを紹介する。

■『DEATH NOTE』L・松山ケンイチ

 まずは、2006年公開の『DEATH NOTE』から。原作・大場つぐみさん、作画・小畑健さんによる本作は、名前を書いた人間を殺すことができる"デスノート"を中心に、頭脳戦が繰り広げられるサイコサスペンスだ。

 その実写映画で世界一の名探偵・Lを演じたのが、俳優の松山ケンイチさんだ。松山さんは、今でこそ本格派俳優として知られているが、当時は売り出し中であり、そこまでの評価はまだなかった。しかも、演技をしていない素の松山さんは、青森なまりがあってほのぼのとした感じの好青年。あまりにもLとはかけ離れた印象だったため、不安視する声も挙がっていたそうだ。

 しかし、そんな心配は杞憂だった。作中の松山さんはまさにLそのもの。青白い顔、手足の長さ、姿勢の悪い見た目はもちろん、漂々としていながらも、ときどき周りをピリッとさせる振る舞いは、まさにLが憑依していたように思う。

 そして、この『DEATH NOTE』をきっかけに、松山さんは大ブレイク。今では、演じるキャラクターによって雰囲気をガラリと変える“カメレオン俳優”と呼ばれるようになっている。

■『バクマン。』新妻エイジ・染谷将太

 次は、2015年公開『バクマン。』から、天才漫画家・新妻エイジを演じた染谷将太さんを紹介する。先ほどの『DEATH NOTE』と同じ、大場つぐみさんと小畑健さんのゴールデンコンビによる漫画で、高校生漫画家と相棒のコンビが漫画界の頂点である『週刊少年ジャンプ』の連載と、人気ランキング1位を目指す青春ストーリーだ。

 主役の真城最高と高木秋人を佐藤健さんと神木隆之介さんが、そして、そのライバルとして登場する15歳でデビューした天才漫画家・新妻エイジ役に抜擢されたのが、染谷将太さんだった。

 新妻エイジと言えば、天才過ぎるがゆえナチュラルに周りを煽っていくスタイル。そして、原作漫画のキャラクター人気投票では主人公の2人を抑え堂々の1位を獲得し、もっとも実写化のハードルが高いキャラクターとも言われていた。

 2020年の大河ドラマ麒麟がくる』では織田信長を演じるなど、演技派俳優で知られる染谷さん。この『バクマン。』でも、天才がゆえの"孤独と純粋性"を見事表現していたように思う。また、本作では"漫画の人気"という映像にしにくい部分をCGバトルを使って表現しているのだが、そこで見せているカッコいいアクションも必見だ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3