『アイシールド21』や『H2』にも…スポーツ漫画に登場する“競技を掛け持つ二刀流キャラ”3選の画像
『アイシールド21』 Vo.1 [DVD](バンダイビジュアル)

 メジャーリーグで活躍する大谷翔平さんが、投げて良し、打って良しということから“二刀流”という称号で注目を集めているが、漫画作品にも異なる別々の競技を掛け持ちし、目覚ましい活躍を見せつけたキャラクターたちが登場している。ルールもノウハウも違う二つの競技を掛け持ちした、バイタリティ溢れるキャラクターたちについて見ていこう。

■“地味”な助っ人選手じゃない! 『アイシールド21』石丸哲生

 スポーツ漫画では異なる部活から“助っ人選手”が登場することも少なくはないが、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された稲垣理一郎さん、村田雄介さんのタッグ作品である『アイシールド21』にも、物語冒頭から頼もしい助っ人キャラクターが登場している。

 本作では主人公・小早川瀬那(セナ)がひょんなことからアメリカンフットボール部「泥門デビルバッツ」の選手として活躍することになるのだが、当初は部員数3名と大会に出場することすら絶望的な状況だった。

 このため、まずは部員を集めるためにセナたちは奔走することとなるのだが、ここで助っ人として登場したのが、陸上部員の石丸哲生である。

 多くの生徒が参戦をしぶるなか、石丸は「アメフトの試合? ああいいよ 出よう!」と、なんともあっさりと助っ人を快諾。自身もアメフト部に参加することで新入生に声をかけ陸上部への勧誘を行いたい……という気持ちから決意したようだが、結果的に「泥門デビルバッツ」の初期メンバーとして、その後もほぼすべての試合に出場するスタメンの一人となってしまった。

 優しく心が広く、それでいてどこか地味な印象を受ける彼だが、陸上で鍛えた“足”は本物。40ヤード走では4秒9というタイムを叩き出しており、その俊足をアメフトの舞台でも存分に発揮している。

 とはいえ、やはりアメフトにおいては素人な部分もあり、相手を抜く、避けるといった技術においてはどこか一歩遅れを取る場面も見られた。しかし、彼はこの欠点を克服するため、「西部ワイルドガンマンズ」のランニングバックである甲斐谷陸に頼み込み、彼の必殺技である「ロデオ・ドライブ」を会得。努力によって新たな武器を手にし、チームの勝利に貢献することとなった。

 人の良さが前面に押し出された地味な人物ではあるものの、陸上で鍛えた脚をアメフトの場でさらに進化させた、静かな熱さを秘めたキャラクターだ。

■主人公をバレーの道に進ませた陰の功労者…『ハイキュー!!』泉行高

 2012年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が始まった古舘春一さんの『ハイキュー!!』は、タイトル通り“排球”ことバレーボールをテーマに、少年たちの青春群像劇を描いた作品だ。

 主人公・日向翔陽は小柄な体格でありながら、卓越した身体能力とバレーへの情熱を武器に、数々の強豪たちに立ち向かっていく。そんな日向がバレーにのめり込むよう後押しをした“助っ人キャラ”といえば、1話から登場している中学時代の同級生・泉行高だろう。

 日向は泉を「イズミン」と、泉は日向を「翔ちゃん」と、愛称で呼び合うほど、非常に親密な関係の人物だ。泉は普段から日向が熱心にバレーの練習をしていることを知っており、自身もトスを上げるなど練習を手伝っていた。

 泉自身はバスケ部に所属しているのだが、バレーに奮闘する日向を影ながら応援しており、日向にお願いされたことをきっかけにバレー部の助っ人選手としても出場している。

 日向とは別の高校に進学した泉だが、以降も日向のことを気にかけており、小説版では日向が高校でもバレーを楽しんでいる姿を見て、安心するシーンも描かれていた。

 バレーの選手としてはほんのわずかにプレイしたのみだったが、春高予選の決勝戦では日向の応援に駆け付けるなど、彼をサポートする役回りとしてたびたび登場している泉。バスケとバレーという異なった競技で活躍したことはもちろん、主人公を陰ながら支え続ける姿に心温まるキャラクターだ。

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