■【番外編】歌までカッコよすぎると話題に!『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』ゼブラクイーン役:仲里依紗さん
最後に「番外編」として、漫画実写化作品ではなくのちに漫画化も果たした実写映画『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』から、ゼブラクイーンの仲里依紗さんを紹介したい。
『ゼブラーマン』は哀川翔さんの主演100作目を記念して製作され、2004年に公開された映画だ。その後、山田玲司さんによって漫画化が果たされ、そして、2010年には続編となる『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』が公開された。
作中で、ゼブラーマンに立ちはだかるゼブラクイーンこと相原ユイに扮した仲さん。黒色を基調としたセクシーな衣装で登場する彼女は、まさに“ブラックヒロイン”という言葉が似合う悪女だった。
また、本作で仲さんは主題歌「NAMIDA〜ココロアバイテ〜」の歌唱も担当し、そのカッコよすぎるMVは大きな話題となった。立ち振る舞いだけでなく、歌やダンスといった多彩な才能を見せ、インパクト絶大なゼブラクイーンを全力で演じていた。
ちなみに、実は本作が仲さんにとって初の悪役だったそうだ。当時のインタビューで「どの役も好きになりますが、この役が最強です。演じた中で気持ち的にも一番強いです。」と、役への思い入れを語っていた仲さん。彼女の新境地にもなった、貴重な作品であることは間違いないだろう。
セクシーかつ悪女である、漫画実写化作品の敵キャラたち。総じて言えるのが、彼女たちの演技は強烈にファンの心に残っているということだ。敵キャラがいないと成り立たないこれらの作品で、良い意味で主人公をものみ込んでしまう魅力をもつほど全力だったその演技に拍手を送りたい。