漫画実写化作品に登場する敵キャラは、作品になくてはならない存在だろう。あまりのハマり具合に視聴者を驚かせ、深く印象を残すことも多くある。とりわけ女性の敵キャラにおいては、“悪女感”が非常に重要なポイントだろう。そこで今回は、漫画実写化作品でセクシーな悪女キャラを好演した女優たちを厳選してご紹介しよう。
■さすがのセクシーさが悪女役にピッタリ! 『美少女戦士セーラームーン』クイン・ベリル役:杉本彩さん
1992年から『なかよし』(講談社)で連載された武内直子さんの『美少女戦士セーラームーン』は、いまや伝説的な漫画の1つだ。アニメやミュージカルなどさまざまなメディアで展開している大人気作品で、2003年にはテレビドラマで実写化を果たしている。
この実写作品では沢井美優さんや北川景子さん、泉里香(旧芸名:浜千咲)さんといった、今考えると豪華すぎるキャストが集結し、セーラー戦士たちを演じていた。そして、セーラー戦士たちに敵対する組織「ダークキングダム」の主要キャラとして登場するクイン・ベリルを演じていたのが、杉本彩さんだ
クイン・ベリルといえばウェーブした長い赤髪と、セクシーな紫の衣装が印象的だ。実写化では赤い髪と紫のドレスがしっかりと再現され、美しい胸元まで披露。見事に着こなした杉本さんは、まさしく“悪女”という姿に変身した。
さすがのプロポーションで衣装がとても似合っていただけではなく、表情や仕草までもクイン・ベリルの上品かつセクシーな様子を再現していた杉本さん。その姿に「ゴージャスすぎる」と思わず息をのんだ視聴者は多かったようだ。
■神々しく美しい姿に目を奪われた! 『デビルマン』シレーヌ役:冨永愛さん
永井豪さんの『デビルマン』もまた、アニメをはじめさまざまなメディアミックスがされている人気作品だ。今回は、2004年に公開された実写映画『DEVILMAN(デビルマン)』についてご紹介しよう。
本作では主人公・不動明役を伊﨑央登さんが演じ、脇を固めるキャストも酒井彩名さんや宇崎竜童さんなど豪華な顔ぶれとなっている。そして作中、明に立ちはだかる刺客として登場するのが、冨永愛さん演じるシレーヌだ。
シレーヌといえば、頭に大きな白い翼を生やした美女の姿をしており、その見た目の美しさからフィギュアなどでも人気の高いキャラクターだ。そんな人間離れしたスタイルが魅力的なシレーヌだが、トップモデルとして活躍する冨永さんの長い手足と完璧なスタイルによって違和感なく再現されていた。
本作は東映と東映アニメーションの強力タッグで製作されており、アニメと実写をうまく融合させた特撮シーンが見どころだ。映画自体は大ヒットとまでいかなかったが、ファンのなかには冨永さん扮する神々しいシレーヌの姿だけが印象に残っているという人もいるほど、作中でも存在感を放っていた。