■かつてはナルトと同じ夢を持っていた先輩・うちはオビト
長門を上回る悪役がうちはオビトだ。彼はかつてカカシの同期で親友でもあり、火影になることを純粋に夢見ていたうちは一族の少年だった。しかし同期で想い人だった少女・リンの惨すぎる死がきっかけで、彼の運命の歯車は狂ってしまう。
世界に絶望したオビトは第二の六道仙人となり、「無限月読」を発動することで世界を終わらせようとした。しかしその後自分の味わった悲劇が仕組まれたものだったと知り、二度目の絶望を味わうことになる。
そんなオビトの姿を見ていると、彼の人生は一体何だったのだろうか?と考えさせられてしまい悲しくなる。昔はナルトのように、火影になることだけを目指していたはずなのに……。それでも最期に消え去るとき、どこか清々しい表情でナルトに「お前は… 必ず火影になれ」と言い残す姿は、あまりにもカッコ良すぎた。
オビトは敵として申し分のない能力の持ち主である。特に万華鏡写輪眼の「神威」はいろんな使い方ができて面白い。再登場するとすれば敵としてでも良いし、もちろん味方でも良いと思う。同期であるカカシやガイとのやり取りも気になるところだ。
死んだ敵キャラの中には、「穢土転生」によって再登場したキャラもいる。しかし登場した時間は僅かな上に制限もあったので、完全な状態での再登場を見たかったと思った人も多いのではないだろうか?
もちろんすでに死亡しているので再登場の望みは薄いが、想像するのは自由である。またそんな想像をしてしまうほど魅力的なキャラが、『NARUTO-ナルト-』には数多く登場するのだ。