8月12日から13日にかけて、国内最大級の同人誌即売会「コミックマーケット102」(以下、C102)が、東京都・ビッグサイトにて開催された。C101では来場者数9万人と制限されていたが、C102では「来場者数の上限は設けず、安全確保を目的とした人数制限を実施して、十数万人程度の来場を予定」と、規制を大幅に緩和した。これにより、各日13万人が来場し、累計来場者数は26万人となった。
2日間ともコスプレエリアやサークル、企業ブースは大盛況で、『第五人格』ブースには、探鉱者の公式コスプレイヤーとして、桃戸ももさんが登場。フィットネスモデルとしての顔も持つ桃戸さんが、持ち前の美ボディでキャラクターを再現していた。
そんな桃戸さんに、公式コスプレイヤーを務める上で取り組んだこと、コスプレ、筋力トレーニングを始めたきかっけなどを聞いてみた。
■コミケのために2週間で2.5kg減の調整
――C102に参加した感想を教えてください。
桃戸ももさん オタクだったので、夏コミは高校生のときからずっと参加していたんです。コロナ禍以降は1回も参加できていなくてかったので、今回がコロナ明け初参加になります。やっぱりコミケはオタクの祭典で、この熱気を直に感じられてめちゃくちゃ楽しいです!
――今回は『第五人格』ブースの公式コスプレイヤーを務められています。オファーをもらってどう思われましたか。
桃戸ももさん 『第五人格』はすごく人気のあるゲームで、私もプレイしていたので、ご依頼をいただいた時はすごく光栄なことだと思いました。筋肉が見えているキャラクターだったので「体を作らないとやばい!」って気持ちが一番強かったです。
――本当にすごい体です。
桃戸ももさん 普段から鍛えてはいるんですけど、絞らないと腹筋がくっきりでなかったりするので、今回は約2週間で2.5キロくらいダイエットしました。塩抜きと水抜きもしたので、バキバキです。結構辛かったです……(笑)
――本当にお疲れ様でした! ちなみに、筋トレと出会ったきっかけは何だったのでしょうか。
桃戸ももさん 大学生の時に太ってしまって、最初はダイエット目的で始めたんです。そして、当時やっていたバイト先に、ボディビルをしている女の先輩がいて、その人に「趣味がない」って相談をしたら筋トレを勧められました。それからは、勧められるがままに大会に出場し、ハマって今に至ります。
――身の周りに教えてくれる人がいると始めやすいですね。
桃戸ももさん 最初は結構教えてもらいました。大会に出ている人が周りにいないと『大会に出よう』って考えにならないので、そこで出会いがあったからこそ、今があるのかなと思います。
――では、コスプレを始めたきっかけも教えていただけますか。
桃戸ももさん 高校生時代に服飾部に入っていて、そのときに推しキャラの服を作りたいと思ったのがきっかけです。
――当時からアニメや漫画が好きだったと。
桃戸ももさん もう大好きで……。『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲルくんが本当に大好きで、そこからオタクになりました。初コスプレは、初めて作ったエヴァのアスカの衣装でやりました。高校生の頃は衣装を自作することが多かったです。
――コスプレをするときはどういったことを意識されていますか。
桃戸ももさん キャラに失礼のないように、キャラに似せることを一番意識しています。私だったら筋肉が見えるキャラクターをやることが多いので、そのキャラに近づけるようにトレーニングをしたり、作品を好きな人にも失礼がないよう、体作りだったりメークをするようにしています。
――コスプレイヤーとしても活躍されていますが、最近はトレーニグ本の出版、SAVASのアンバサダー就任などフィットネス業界でも躍進されています。この先、コスプレイヤー、フィットネスモデルとして達成したいことはありますか。
桃戸ももさん オタク文化、サブカルチャーをもっと大衆に広められるような人になりたいです。フィットネスで鍛えた肉体を使ったコスプレや演技などのさまざまな表現を通じて、非オタクの方たちにはサブカルチャーを、オタクの方々にはフィットネスの魅力を知ってもらう。私をきっかけとして、サブカルチャー、フィットネスそれぞれの魅力を知る人が増えるように活躍の場を広げていくことができるような人になりたいと思っています。
■桃戸ももさん公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/tmmt_san
■桃戸ももさん公式Instagram
https://www.instagram.com/tmmt_cosplay/?hl=ja
■「コミックマーケット102」公式サイト
https://www.comiket.co.jp