歴代『ドラゴンクエスト』見た目のかっこよさに震えた「デザイン最強」のボスたちの画像
画像は『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエスト3』『ドラゴンクエスト5』『ドラゴンクエスト8』『ドラゴンクエスト11』(編集部撮影)
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 ゲーム『ドラゴンクエスト』のボス敵といえば誰を思い浮かべるだろうか。カリスマ性をもち、かっこいいラスボスとして、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のラスボス「ゾーマ」を想像するプレイヤーも多いだろう。シリーズ初の大魔王として登場し、変身することなく最後まで大魔王としての姿を保ったゾーマは、パーティのパラメータの一部が隠れてしまうほど大きく描かれたキャラで、立ち姿、衣装など見た目もかっこいい。

 そこで今回は歴代の『ドラクエ』から、見た目のデザインが震えるほどかっこよかったボスたちを振り返りたいと思う。

■ザコ敵とは圧倒的にオーラが違うボス

 まずは『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』で初登場となったキングレオ。4章でバルザックを倒した後、マーニャやミネアの前にあらわれる中ボスだ。

 他RPGでもよく見られるが、ボス敵の“色違いバージョン”が後のザコ敵のデザインに採用されることは『ドラクエ』でも珍しくない。キングレオもまた、見た目は「アームライオン」や「やつざきアニマル」など色違いの敵が登場するが、第4章では負け確定イベントで倒しきれず、第5章まで因縁を持ち越すという演出がキングレオの特別感を際立たせている。

 巨大なライオンの頭部に、8本の手足を持つデザインで、キングレオ城に君臨する“キング”の名にふさわしい堂々とした立ち姿。5章で待ち構えるキングレオは姉妹の父殺しの黒幕であり、多くのプレイヤーが戦う前に事前準備に時間をかけたはず。キングとしてのオーラや強者の雰囲気が漂うデザインではないだろうか。

■筋肉ムキムキの破壊と殺戮の神

 シリーズではラスボス後に裏のボスが主人公たちの前に立ちはだかるケースがあるが、いずれも印象的なデザインをしている。

 続いて紹介するのは『ドラゴンクエストVI 幻の大地』で初登場した裏ボス「破壊と殺戮の神」ダークドレアム。その強さは同作のラスボス「デスタムーア」とは比較にならない。すべての破壊を楽しむダークドレアムは、世界を手に入れ、支配しようとするその他のボスとは一線を画している。

 見た目は「デュラン」や「サタンジェネラル」の色違いではあるものの、こちらもキングレオ同様に、他モンスターとデザインが異なるように見えてしまうほどの威圧感がある。鍛え抜かれた屈強な肉体と、右手に構える大きな両刃の武器が禍々しいデザインだ。

 外伝作品においても、最強クラスのモンスターとして格付けられているダークドレアム。初見プレイヤーは、きっと絶望するほどの強さを楽しめるだろう。

■ゼシカも認めたイケメン裏ボス

 人型のボス敵の中で、特にイケメンなのが『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』で裏ボスとして君臨する竜神族の王「竜神王」。竜形態も人間形態もかっこよく、ククールをイケメンと認めないゼシカでさえ「超イケメン」と言わせるほどだ。

 人間の姿を捨てるための儀式に失敗し、竜として生きていたところを主人公に倒され、正気を取り戻す。そのあと、「竜の試練」として人間形態と竜形態の両方に挑むことができる。討伐が非常に難しく、多くのプレイヤーを苦しめた。まさに究極の試練といえるだろう。

■美しく強すぎる神鳥

 続いて紹介するのは、同じく『ドラクエVIII』で初登場した神鳥「レティス」。美しい藤色の羽根をもつ大鷲のような見た目で、かっこよく美しい。彼女は味方キャラではあるものの、出会った当時はボスとして敵対。その理由は主人公たちの力を試すためだった。

 力試しといいながら、彼女の容赦ない一撃で全滅したプレイヤーも少なくないだろう。本気を出していないはずなのに、筆者も何度か全滅した思い出がある。ともあれ実力を認めてくれたあとはしっかりと味方になってくれる。暗黒神・ラプソーン戦ではレティスがいなければ戦うことすら難しかっただろう。

 個体としての強さや見た目の美しさだけでなく、母としての強さを併せもったレティス。個人的には今回紹介するボスキャラの中で最も好きなキャラだ。

■ガナン帝国三将、ヒョウ頭をした騎士

 最後に紹介するのは『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』で初登場となったボス「ギュメイ将軍」。将軍という名ではあるが、西洋風の騎士のような服装を身にまとったヒョウ頭の獣人。この組み合わせが非常に似合っていてかっこいい。

 そして、見た目のかっこよさを裏切らない実力も兼ね備えており、「2回行動+まじん斬り」の強さに多くのプレイヤーが白旗を上げたことだろう。さらに、その忠義も本物であるため、ギュメイ将軍に対して悪い印象をもつプレイヤーはあまりいないのではないだろうか。デザインだけでなく武人としてのかっこよさも併せもつギュメイ将軍は今回の記事では絶対外せない存在だ。

 今回は歴代『ドラクエ』の見た目のデザインがかっこよかったボスを紹介した。この他にも、形態を変え驚かせた「デスピサロ」、登場演出がかっこよかった「ブオーン」、「堕天使エルギオス」に「追憶のドルマゲス」、シリーズを象徴する「りゅうおう」などさまざまなかっこいいデザインのボスキャラが存在している。全員を紹介できないのは心苦しいが、今回は筆者の印象に残っているかっこいいボスを紹介した。

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