■もはや戦艦!実力は歴代最高峰!
最後は『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』に登場したガデラーザだ。純粋種のイノベイター専用の超兵器で、デカルト・シャーマン操る機体……というよりもはや戦艦。劇場版では、地球外生命体ELSの圧倒的な物量とその特殊性の前に敗北したが、対MS性能は圧倒的なのだ。
まず当たり前だがデカい。全長302mは、あのホワイトベースの262mを軽く上回る。
その巨体に搭載されているのは大型GNファング14基には、そこからさらに射出される小型GNファングが各10基、つまり140基にもなる。さきほどのゲーマルクが霞んで見える物量だ。
他には、戦艦数隻を1撃で吹き飛ばすほどの威力を持つ、機体の機首にあるGNブラスター。そして、8発内蔵のGNミサイルが左右に32門。つまり同時に256発発射可能なのだから、これには流石のブライトも黙ることだろう。
極めつけは隠し腕に搭載されたGNバルカン。小さく見えるが、あのヴァーチェのGNバズーカと同経口なのだからとんでもない。さらにそこからは長大なビームサーベルも展開可能。もはや意味が分からない。
カタログスペックではダブルオーライザーら第4世代ガンダムを一度に相手しても、勝利できるらしいが、一体何と戦うつもりだったのか気になるところだ。一応、作中では軍縮の一環で1機で幅広い戦局に対応するために作られたらしいが、既存のMSを減らしてガデラーザにしました、という理屈が通る性能では無いように思える……。
以上シューティングゲーム顔負けの弾幕機体を紹介したが、いずれも作中では敗れ去っている。特にプロヴィデンスはタイマンで敗北しており、何だかんだで火力だけでは勝てないということか。