多くの漫画・アニメ作品において、主人公に対するヒロインが存在し、その魅力は視聴者をも虜にする。しかし、ときには「誰がメインヒロイン?」と思うほど魅力的なキャラクターが多数登場することもある。『機動戦士ガンダムZZ』もそんな作品のひとつで、魅力的な女性が多い。
そこで今回は、『機動戦士ガンダムZZ』に登場する女性キャラクターのうち、特に印象の強かったキャラクター4人を紹介する。選考に頭を悩ませるほど魅力的なキャラが多い作品のため、あくまでも筆者の独断と偏見である点はご容赦いただきたい。
■ジュドーを叱咤激励するメインヒロイン
最初に紹介するのは、メインヒロインとして語られるルー・ルカ。ガンダムチーム唯一の正規兵としてZガンダムに搭乗し、最終回では主人公ジュドー・アーシタとともに木星へと旅立った。
彼女は『機動戦士ガンダム』のフラウ・ボゥや、『機動戦士Zガンダム』のファ・ユイリィと違って勝ち気な性格のヒロイン。容姿端麗で、身長は176cmもあり、抜群のプロポーションを持つ。紫色のロングヘアーで、時には特徴的な衣装を身に纏っており、40年前のアニメではあるが、今見返してもおしゃれなファッションセンスの持ち主と言えるだろう。
第29話「ルーの逃亡」では、リィナを失って茫然自失となっているジュドーを叱咤激励する。大局的な視点も大事にするルーは、今までにない魅力を持つヒロインだった。
■実は天才肌?ジュドーに想いを寄せる友人
さて、ここからはメインヒロインではないが、ファンが多いキャラクターにフォーカスしたい。まずは、主人公ジュドーと同郷のエル・ビアンノをピックアップ。彼女もまた、視聴者の人気を集める本作のヒロインだ。
彼女もルー同様、明るく勝ち気な性格。ジュドーに想いを寄せており、恋敵としてルーとケンカするシーンも多かった。なお、ジュドーの下着姿を見て赤面するなど、男性に対する耐性がないピュアなところも彼女の魅力といえる。
戦艦アーガマに乗り込んだ当初は、洗濯や料理など生活クルーといった役どころだったが、中盤からはパイロットも務める。その際はマニュアルを読んだだけでモビルスーツを動かし、旧式のガンダムMk-IIで戦争を生き残るなど、実績だけでいえばアムロ・レイなみともいえる。