■「とうとうこの時が来てしまったのですね…人間を滅ぼす時が…」
6月21日公開された『モンスターズ3』日本語版のPVでは、立ち去っていくピサロの背中にロザリーと思われし女性が「とうとうこの時が来てしまったのですね…、人間を滅ぼす時が…」と語り掛けるところから始まります。
そして、魔族の王子として生まれたピサロの受難を映像で映しながら、ロザリーが人間に暴力を受けているような描写、そしてその後に燃える村を前に立ちつくす勇者の後ろ姿が流れます。
『ドラクエ4』の苦しいあの記憶がよみがえったころ、こんなテキストが流れます。
「これはまだ誰も知らない、もう一つの可能性の物語―」、と。
このテキストをそのまま受け取るなら、あのドラクエ4では語られなかった「もう一つのドラクエ4」の結末が語られるのではないでしょうか。
ゼルダの伝説の時系列のように、パラレルワールドで描かれるもう一つのピサロの話。彼の過去に一体何があったのか。そして、山奥の村を燃やされる勇者の姿から見る、「もう一つの可能性」とはなんなのか。
この物語次第では、シンシアを亡き者としたピサロを少しだけ許してあげられるのかもしれません。というか、「もう一つの可能性」というのは、「シンシアの生還」を指しているのでは…!? と予想しています。
果たして『ドラクエモンスターズ3』はどんな物語なんでしょうか。PVだけですでに様々な予想で盛り上がっていますが、ピサロの登場とストーリーの掘り下げによって、新説『ドラクエ4』がこの令和の時代に紡がれていくことに、感動すら覚えます。ドラクエに関わる全ての皆様、本当にありがとうございます。本当にめちゃくちゃ楽しみです。
さて、大興奮のあまりいろいろと書き連ねてしまいましたが、私は『ドラクエ12』と『ドラクエ3 HD-2D』の存在を決して忘れていませんよ。『モンスターズ3』の情報解禁、そして22日の『FF16』の発売によって煙に巻かれようとしていますが、そうはいきません。
ただ、続報のない状態でただ待たされるよりもずっとずっといいですね。ドラクエファンの皆様、今作ドラクエモンスターズ3では何を望みますか? 私は、ロザリーの死亡回避からのシンシア復活ルートを心より願っています。