■『仮面ライダーウィザード』:PASSPO☆・奥仲麻琴
2012年に放送された『仮面ライダーウィザード』に出演していたのは、PASSPO☆のメンバーだった奥仲麻琴さんだ。奥仲が演じたのは、本作のヒロイン・コヨミで、主人公・操真晴人が“白い魔法使い”から託されたという少女だった。
ウィザードのサポート役をつとめる彼女は、人間に擬態しているファントムを見抜く能力を持っており、戦闘においても重要な役割をになっていた。
2009年からアイドルグループ・ぱすぽ☆(2013年に「PASSPO☆」へ改名)のメンバーとして活動をはじめた奥仲さんは、2011年からソロ活動も開始し、本作のヒロイン役を射止めた。
2015年にPASSPO☆を脱退した奥仲さんは、以降女優として活動しており、ドラマや映画、舞台などでも活躍している。
放送当時から、『仮面ライダーシリーズ』のヒロインのなかでも「トップクラスの可愛さ」と言われ、大人気だった奥仲さん。2021年4月3日には自身の公式ツイッターで『仮面ライダー50周年』のお祝いコメントを投稿しており、「ウィザードに関われたこと今でも幸せに思っています。」「ヒーローはいつまでもかっこいい。」と本作について触れていた。
■『仮面ライダー鎧武/ガイム』:夢みるアドレセンス・志田友美
2013年から放送された『仮面ライダー鎧武/ガイム』に出演していたのは、夢みるアドレセンスのメンバーとして活動していた志田友美さんだ。志田さんは本作でヒロインの高司舞を演じている。
“チーム鎧武”のメンバーで、主人公・葛葉紘汰の幼なじみでもある彼女は、プロのダンサーを目指して努力する前向きでチャーミングな女性だ。ロングヘアを大きなリボンなどでヘアアレンジして登場しており、当時「可愛すぎる」と人気を博していた。
志田さんは「始まりの女」という物語において重要なキャラクターも演じており、金髪にヘアチェンジした姿も見ることができる。
2012年に夢みるアドレセンスのメンバーとなった志田さんは、『ピチレモン』(学研プラス)や『Popteen』(角川春樹事務所)などのモデルとしても活躍していたアイドルで、放送当時まさに人気の絶頂だった。
『仮面ライダーシリーズ』のヒロインへ抜擢された以降もソロデビューを果たすなど人気アイドルとしての道を歩んでいった志田さんは、2019年にグループを卒業するまでドラマや映画などにも出演していた。
近年では、2022年に一般男性との結婚を発表。母となった現在はSNSなどで愛娘との日常をアップし、変わらない美貌を披露している。
『仮面ライダーシリーズ』にヒロインや重要なキャラクターとして登場していた彼女たち。アイドルグループに所属し、人気者だった彼女たちが出演する作品は、注目度も高く幅広い世代から愛されている。そんなアイドル出身の彼女たちが出演する作品を、この機会にぜひ振り返ってみてはいかがだろうか。