板野友美や真野恵里菜も…歴代『仮面ライダーシリーズ』に出演していた“アイドル出身の女性芸能人”たちの画像
『仮面ライダーW』 Vol.1 [DVD](TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D))

 石ノ森章太郎さん原作の『仮面ライダー』は、1971年に放送が開始された。シリーズ第1作目では、主人公・本郷猛役を藤岡弘さんが演じているが、本作には国民的アイドル・山本リンダさんが出演している。山本さんは、“おやっさん”こと立花藤兵衛が設立した「立花レーシングクラブ」の会員・マリを演じており、抜群のプロポーションと美貌で視聴者を虜にしていた。

 山本さんのように、アイドル出身の女性芸能人が『仮面ライダーシリーズ』に登場することはたびたびある。そこで今回は『仮面ライダーシリーズ』に出演していたアイドル出身の女性芸能人たちを紹介していこう。

■『仮面ライダーW』:AKB48・板野友美&河西智美

 2009年から放送された『仮面ライダーW』に出演していたのは、元AKB48板野友美さんと河西智美さんだ。彼女たちが演じていたのは“今どきの女子高生2人組”であるクイーン(板野さん)とエリザベス(河西さん)。

 “風都イレギュラーズ”である彼女たちは学生の情報に精通するいわゆる“情報屋”で、主人公・左翔太郎に情報を提供することもあり、“学生絡みの事件”において重宝されていた。

 人気絶頂の板野さんと河西さんの出演とあって、作中では2人が演じるクイーンとエリザベスが芸能界デビューを果たし、CDまで発売するというエピソードも。ちなみにこのとき結成されたユニット「Queen & Elizabeth」は、『仮面ライダー』とAKB48の期間限定コラボレーションユニットとして、音源化やCD発売もされている。

 彼女たちの出演をとおして『仮面ライダーシリーズ』のファンがAKBを知るきっかけになったといい、またその逆もあったようで、2人が作品に与えた影響は大きいだろう。

 当時、まだ10代だった板野さんと河西さん。安定の可愛さで、作品に鮮やかな彩りを加えていた。

■『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』:ハロー!プロジェクトメンバー・真野恵里菜

 2011年公開の劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦MEGA MAX』に美咲撫子こと「仮面ライダーなでしこ」役で登場していたのが元ハロー!プロジェクトメンバーの真野恵里菜さんだ。

 美咲は宇宙からやってきた生命体“SOLU”が「美咲撫子」という人間の姿をトレースしたキャラクターだ。作中、知性がないはずの“SOLU”が如月弦太朗との出会いによって、まるで人間のような心を芽生えさせていくのが印象的だった。

 真野さんが演じる美咲は、フォーゼをコピーすることで彼に匹敵する戦闘力を持つ「仮面ライダーなでしこ」に変身することができる。子どものように無邪気なふるまいと、驚異的な身体能力から繰り出す「なでしこキック」で、ファンからも人気の高い仮面ライダーとなっている。

 2006年にハロプロエッグのメンバーになった真野さん。2008年には「マノピアノ」でソロデビューも果たし、女優にも挑戦するなど、まさに当時勢いにのっていた注目アイドルの1人だった。

 2013年にハロー!プロジェクトを卒業したが、今では人気女優として数々のドラマや映画に出演している。そんな彼女の貴重な「仮面ライダー」姿を見ることができる本作は、ファンの間では今も根強い人気を誇っているようだ。

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