漫画などに登場するセクシーキャラたちは、数多くのファンを魅了してきた。ときには作品を象徴する存在として登場する彼女たち。今回は、そんな魅力的なセクシーキャラを見事に演じた女優たちにスポットを当て、紹介していこう。
■豪華すぎるキャスティングで実写映画化! 『CAT’S EYE キャッツ・アイ』来生泪役:藤原紀香
美人3姉妹が怪盗として華麗なアクションを見せる、北条司さんの『キャッツ・アイ』は、1981年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された。
主人公である次女・来生瞳は正統派な美人、三女・愛はフレッシュで可愛い末っ子、そして、長女・泪は妖艶でグラマラスな大人の女性……と、個性豊かな3姉妹は瞬く間に人気となった。
そんな彼女たちを実写化したのが、1997年に公開された映画『CAT’S EYE キャッツ・アイ』だ。主人公が次女・瞳から三女・愛へと変更して制作された本作。主演の愛を人気絶頂の内田有紀さん、次女・瞳を稲森いずみさんが演じた。
そして、セクシーキャラの長女・泪に抜擢されたのが、ブレイク前の藤原紀香さんだった。1993年ごろから芸能界で活動するようになった彼女は、1998年の『J-PHONE』のCMをきっかけにブレイク。以降、“CMの女王”として芸能界のトップスターへと上り詰めていく。
彼女の抜群のスタイルと上品な顔立ちは、来生3姉妹のなかでも一際セクシーな泪にピッタリだったように思う。原作のキャラの持つ、“匂い立つような色香”までも見事に実写化されており、大きな話題となった。公開された翌年、藤原さんが大きくブレイクしたのも頷けるだろう。
■美しすぎて登場時に度肝を抜かれた!『キングダム』楊端和役:長澤まさみ
原泰久さんによる『キングダム』は、2006年から『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載されている大ヒット作だ。実写映画も人気でシリーズ化されている本作において、女性でありながら“山界の死王”として絶大な戦闘力を誇る絶世の美女・楊端和を演じたのが、女優・長澤まさみさんだ。
山の民の王に君臨し、絶対的な武力で民を率いていた楊端和。“中華統一”という大きな夢を掲げる秦国・政と意見が合致し共闘することになる彼女だが、初登場シーンはとくに印象的だった。
原作でも美女として描かれている楊端和だが、作中、長澤さんが仮面を外したときのあまりの美しさに度肝を抜かれたのは筆者だけではないはずだ。美しさはもとより、気高さをも感じさせる立ち振る舞い……。さらに長い手足を持つスタイル抜群の彼女のアクションシーンは迫力満点で、つい見入ってしまう。
この楊端和役で「第43回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞」を受賞した長澤さん。今後も『キングダム』実写化作品への登場はあるのだろうか。さらなる活躍を楽しみに待ちたい。