■他にもいる「体の一部を武器化したキャラ」
『ゴールデンカムイ』に登場する第七師団所属の一等卒・二階堂浩平。彼は見せ場の登場シーンのたびに体の一部を失ってしまう不遇なキャラである。彼は主人公の杉元佐一に双子の兄弟である洋平を殺されてから、杉元への復讐を誓い続けている。
二階堂は作中で土方歳三の攻撃により右足を失っており、以後有坂中将が作った、散弾を仕込んだ義足を装着するようになった。コミックス28巻の表紙ではこの義足が目立つポーズで表紙を飾っている。
また、二階堂はこの後自身の散弾銃が仇となって右手も失っているが、右手の義手はお箸入れになっている。ハードな世界観にときおり挟まれるシュールさが、二階堂というキャラの個性を助長させている。
「体の一部が武器」というには少し異色であるが、アニメ『少女革命ウテナ』では、主人公の1人である姫宮アンシーが「ディオスの剣」を体内に宿しており、彼女とエンゲージしたものだけが彼女の胸から剣を抜くことができる。彼女自身の体から武器が生え、彼女自身がそれを使って戦っているわけではないが、剣を抜く様子はどこかフェチシズムにあふれており、アニメを見てドキドキしたという人も多いのではないだろうか。
メジャーである「腕が武器になっている」以外の、体の様々な部分が武器になっている漫画・アニメのキャラクターたち。創作物なので問題はなさそうだが、入浴時などは何かと煩わしそうだとつい心配してしまう。