©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
『SPY×FAMILY』(C) 遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会

 配信アプリ『少年ジャンプ+』で連載され、大ヒット作となった遠藤達哉氏による『SPY×FAMILY』。2022年4月に放送されたアニメが話題となり、2023年10月にはアニメSeason2の放送も予定されている。

 ストーリーはスパイの男・ロイド、殺し屋の女・ヨル、超能力者の少女・アーニャがそれぞれの目的のために「かりそめの家族」を築くというホームコメディで、老若男女から人気を集めている同作。

 舞台がヨーロッパのような街並みの架空の国であるため少々意外にも感じられるかもしれないが、作者である遠藤氏はかなりのアイドルファンとして知られている。また趣味も高じてか、遠藤氏のツイッターなどではたびたびアイドルに関するツイートも見られる。

 今回は遠藤氏の描いた、美しすぎるアイドルたちのイラストを振り返りたい。

 まずは2021年の『ヤングジャンプ』(集英社)の連載企画「お絵かき坂道」に掲載された、元・乃木坂46高山一実のイラスト。持ちネタである「ポジティブと平和のピースを混ぜた」という“ポジピース”をしながらニコニコ笑顔の高山の姿。このイラストは多くのファンの中で話題となった。

 笑顔が魅力的な高山に対し、遠藤氏はツイッターで「かずみんを見てると自然とニコニコしてしまいます」とツイートしていた。ファンならではの、高山の魅力が詰まったイラストだった。

 なお、2022年5月にはファンブック『SPY×FAMILY公式ファンブック EYES ONLY』にて、高山との対談を果たしている。この対談中に話題に上った「アーニャに似合いそうな乃木坂46の楽曲」として、後日遠藤氏は乃木坂46の衣装を着て踊るアーニャのイラストをツイッターに投稿している。

 また対談企画だけでなく、実際の漫画作品に「推し」が登場したこともあり、コミックス6巻では、ロイドが指令でターゲットにする「日向の貴婦人」という絵画が日向坂46のメンバーである佐々木久美にそっくりだった。ホクロの位置も完全に一致しており、作者の口から公言こそされていないものの、「日向」というタイトルや、佐々木の誕生日にはこの絵画のイラストがツイッターにカラーイラストで投稿されたことから、完全に佐々木がモデルだと思われる。

 また、アイドル以外では、元SMAP木村拓哉の娘であるCocomiのイラストを描いたことも。2021年にコラボレートした企画「Diorと描く、モード×マンガの未来 CocomiとSPY×FAMILY 新しい世界」は2021年発売のSPUR5月号(集英社)に掲載された。同誌には遠藤氏の描いたDiorの衣装を身にまとったCocomiのイラストが掲載され、Cocomiはヨル・フォージャーからインスピレーションを受けたメイクを披露した。

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