『進撃の巨人』ミカサや『ONE PIECE』ハンコックも…バトル漫画に登場する“いじらしいほど一途な女性キャラ”5選の画像
『ONE PIECE』Log Collection “HANCOCK" [DVD](エイベックス・ピクチャーズ)

 少年漫画に登場する女性キャラには、相手が振り向いてくれないのに、いじらしいほど一途に思い続けるキャラがいる。健気に相手を思い続けている彼女たちの様子は、見ているこっちがキュンとしてしまうほど。そこで今回は、バトル漫画に登場する“いじらしいほど一途な女性キャラ”をご紹介しよう。

■もらったマフラーを肌身離さず身につける…『進撃の巨人』ミカサ・アッカーマン

 諫山創氏による『進撃の巨人』は、『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年から約12年間にわたって連載された人気作品だ。アニメ『The Final Season完結編(後編)』も2023年秋に放送されることが決定し、連載終了から2年経った今もなお盛り上がりを見せている。

 さて、そんな本作には主人公のエレン・イェーガーを一途に思い続けるヒロインのミカサ・アッカーマンが登場する。彼女は幼少期に両親を人さらいに殺され、自身もさらわれて危険な状態になったとき、エレンに命を救われた過去がある。

 それ以降は、イェーガー家に引き取られ、エレンの幼なじみとしてともに育ったミカサ。彼女はエレンにもらったマフラーを肌身離さず身につけて、大切にしていた。そんなミカサの様子から、彼女がエレンを慕っていることは誰の目から見ても一目瞭然だっただろう。

 ミカサ自身はエレンのことを「家族」と表現しているものの、エレンを守ることを自分の使命として、彼を最優先して行動するほど深い愛情を見せている。エレンを救うためだったら無茶な行動も厭わないミカサの姿はいじらしく、まさに一途な心を持つ女性キャラの代表格といえるだろう。

■冷たくあしらわれても諦めない!『NARUTO-ナルト-』春野サクラ

 岸本斉史氏による『NARUTO-ナルト-』は、1999年から2014年にわたり『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された。“忍者”をテーマにした作品で、日本のみならず世界中で人気を博し、2002年から放送されたテレビアニメ『NARUTO-ナルト-』は、続編となる『NARUTO-ナルト- 疾風伝』と合わせて約15年にわたり放送され、長寿番組となった。

 本作のヒロイン・春野サクラは主人公・うずまきナルトと同じ「第七班」の紅一点として登場した。ピンク色の髪が可愛らしく、才色兼備で優等生。一見すると美少女なのだが、実は内に秘めた攻撃的な「内なるサクラ」という人格があり、作中ではたびたびナルトをはじめとしたほかのキャラクターの悪口などを(自身の脳内で)激しくぶちまける様子も印象的だ。

 そんな彼女は、同じ班のうちはサスケに思いを寄せていた。その片思い歴は幼少期にまでさかのぼり、サスケが“抜け忍”となっても変わることはなかった。サスケはクールな性格なので、サクラに冷たく接することもしばしば。それでもサクラは諦めず、彼を思い続けていたのだから、彼女の一途さは折り紙つきだろう。

 サクラの恋のゆくえについては、本作や、“15年後”の世界を描いた『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』で知ることができるが、意外な展開に胸をときめかせてしまったファンも少なくないはずだ。

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