■ホンダ「CB250T(ホーク)」

『東京卍リベンジャーズ』に登場する不良集団・東京卍會。その総長であるマイキーこと佐野万次郎から、主人公の花垣武道に受け継がれたマシンがCB250Tホークだ。主人公や総長のバイクとして250ccが取り上げられるのは珍しい。『東リベ』でバブーという独特の排気音から「バブ」の愛称で呼ばれていたこのバイクは、作品のヒットの影響でクォータークラスの中でもトップクラスの人気車となった。

『東リベ』人気に加え、後に紹介するCB400FOURと同じく生産時期が短く個体数が少ないこと、近年の旧車全体の値上がりも相まって、中古車販売価格はおよそ150万~300万円。

 軽自動車の半分以下の排気量しかない250ccのバイクが300万円。『東京卍リベンジャーズ』の影響を抜きにしたとても、これは異常事態ではないだろうか……。

■ホンダ「CB400FOUR」

 ヨンフォアの愛称で知られるホンダの名車のひとつである「ドリームCB400FOUR」。『特攻の拓』ではマー坊こと鮎川真里の愛車として登場したり、『爆音列島』の主人公・加勢高志の憧れのマシンとしてフィーチャーされていたりと、ヤンキー漫画には何かと登場する機会の多い名車だ。

 発売は1974年。1977年には低コスト化のために次期モデルとなるホークシリーズへモデルチェンジされ、販売期間はわずか3年。しかしその後、数々のオートバイ雑誌で「中型免許で乗れる4気筒」として特集が多く組まれたことで人気が高まり、中古車販売価格が新車価格を上回る「プレミアム車」の先駆けとなった。

 衰えることのない人気に対して、販売期間の短さと旧い車種であることから圧倒的に個体数が少なく、状態の良い個体は400万円以上の値が付くことも。

 今回取り上げた名車以外にも、ヤンキー漫画には数多くの名車が登場する。近年の価格高騰は旧車全体に及んでおり、名車ともなれば100万を切るほうが珍しくなっている。ヤンキー漫画の再評価によって、これらの価格はさらに上がっていくことも十分あり得そうだ。

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