■呪いの反動で赤ん坊になったキャラも
安西信行氏による漫画『MAR-Marchen Awakens Romance』(※MARはAにウムラウト記号つき)にもワラ人形を武器として使用するキャラクターが登場する。
同作は特殊能力を持つアクセサリー「ARM」での戦闘が主で、メルヘヴン大戦を引き起こした戦闘集団・チェスの兵隊の1人であるロコはダークネスARMの使い手。彼女の持つ「呪いの七つ道具」の中にはARMと呼ぶには無骨過ぎるとも称される「呪いのワラ人形」がある。
これは専用のスパイクを人形に打ちつけることで対象者の全身に激しい激痛が走るというもので、常人なら2本打ち込まれることでアナフィラキシーショックで死んでしまうほどの威力を持っている。
なお、彼女の使用するARMは使用するたびに若返っていくという呪いを代償としており、ロコは少女のような見た目だが32歳だ。さらにアニメは彼女がついに赤ん坊にまで若返ってしまう。
こうして並べてみると、武器としての呪いの人形は遠隔からの攻撃が得意な反面で、その発動条件の難しさや制約(一度攻撃を受ける、相手の体の一部が必要、呪いで使用すると自身が若返る)から、やはり使いづらそうという印象が否めない。しかし、呪いの人形が武器というだけで、どこか中二病心がワクワクし、ロマンを感じてしまう。