黒ずくめの組織のピンガとは?灰原哀のエモいエピソードも!脚本家・櫻井武晴が語る劇場版『名探偵コナン』の作り方(3)の画像
©2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会 
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『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』公開にちなんで、脚本家・櫻井武晴氏にインタビューを敢行。今作は、主人公の江戸川コナン(=工藤新一)が追い続けている宿敵・黒ずくめの組織メンバーが多数登場するのが特徴だ。今回は、新キャラクター誕生秘話について直撃!(全3回中の3回)

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※この記事には、映画の本編に関することが書かれています。

 

■新キャラクター“ピンガ”はラムの仲間である蒸留酒


『名探偵コナン』で「黒」といえば、コナンの宿敵・黒ずくめの組織のこと。『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、タイトルの通り「黒ずくめの組織」が登場する、海洋を舞台にしたサスペンスだ。八丈島を訪れていたコナンたちは、欧州警察機関・ユーロポールの職員が、黒ずくめの組織のジンに殺害されたと聞く。情報発信者は、沖矢昴(赤井秀一)だ。コナンは事件の真相を追うために、島に建設された巨大海洋施設「パシフィック・ブイ」に潜入。そのとき、灰原哀に黒い影が襲い掛かり…!

「パシフィック・ブイ」とは、世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐ新システムが搭載された施設。公式サイトには、ジン・ウォッカ・ベルモット・キャンティ・コルン・ラムといった組織メンバーがズラリ。また、組織に潜入しているNOCのキールやバーボンの姿も。灰原をめぐる、コナンVS組織の海洋頂上決戦(オーシャンバトルロイヤル)にぜひ期待したい。
 ちなみに、組織メンバーのコードネームがすべてお酒の名前なのは有名な話。櫻井氏の話によると、今回の劇場版では、ピンガという新キャラクターが登場する。

「今回、灰原が黒ずくめの組織に迫られるという話なので、実動部隊が必要なわけですが、これまでにも、そういうときは新キャラクターが登場しました。脚本執筆時に『(組織のNo.2である)ラムを出してほしい』という要望があったので、かつてラムの側近だったキュラソー(『純黒の悪夢(ナイトメア)』のオリジナルキャラクター)がいた立ち位置にいる人物を出そうと。そこで、ラムと同じ原料を使った蒸留酒であるピンガを選びました。実はピンガよりもカシャッサという名称で知られたお酒なんですが、少し言いにくいし、潜水艦の“ピンガー音(反響音)”にもかけてピンガがいいなと。ピンガのビジュアルは、青山先生と立川譲監督によって作られたところが大きいので楽しみにしていてください」

 

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